【お祭り広場(chǎng)とバルコニー】

　「黒鶴稲荷神社+アズハイム大田中央」（東京都大田區(qū)）は神社と老人ホームの一體開発により、大田區(qū)初のレッドゾーン（土砂災(zāi)害特別警戒區(qū)域）指定解除に取り組んだプロジェクトです。
　長(zhǎng)らく地域コミュニティの中核であった神社境內(nèi)地を、「地域コミュニティの継承?再生」のコンセプトのもと、地域住民と一體となり開発を行いました。
　神社と老人ホームの敷地境界には囲障を設(shè)けず、境界をまたいだ「お祭り広場(chǎng)」として活用し、桟敷席に見立てた老人ホームのバルコニーからは、入居者がお祭りを楽しむ姿が見られます。
　また、老人ホームの內(nèi)裝や外観にはご神木や擁壁の大谷石を再利用し、土地の記憶として殘ることも期待しています。

【デザインのポイント】
●社會(huì)課題であるレッドゾーン解除のために、神社境內(nèi)地へ老人ホームを招いた事業(yè)計(jì)畫
●敷地境界をまたいで設(shè)けたお祭り広場(chǎng)。高低差を活かし、広場(chǎng)を舞臺(tái)にバルコニーを淺敷席に見立てた配置計(jì)畫
●近隣住民の働きかけに呼応し生まれた活動(dòng)の連鎖。事業(yè)主體と地域が一體でコミュニティの在り方を模索

■「ランドスケープ、土木?構(gòu)造物」部門受賞
●公園一體広場(chǎng)＋研究施設(shè)＆ホテル　「Research Gate -TONOMACHI-」（リサーチゲート殿町）　　　　　　　　　　　　

大和ハウス工業(yè)株式會(huì)社

　「Research Gate -TONOMACHI-」（神奈川県川崎市）は、「賑わい?交流機(jī)能」と「憩いの機(jī)能」の創(chuàng)出をテーマに、研究施設(shè) 4棟、ホテル1棟を開発した複合プロジェクトです。
　「賑わい?交流機(jī)能」では、研究者と近隣住民、ホテル滯在者までもが公園?広場(chǎng)を介して繋がることでイノベーションが生まれるよう、敷地に隣接する2つの街區(qū)公園のフェンス撤去や造成改修、植栽移植を行い、段差のないシームレスな公園一體広場(chǎng)を創(chuàng)出しました。敷地中央にあるセンターパーク（中央部?jī)倚螏趫?chǎng)）はランチスペースや町內(nèi)會(huì)のイベント會(huì)場(chǎng)として活用され、交流の機(jī)會(huì)を創(chuàng)出しています。
　「憩いの機(jī)能」では、2つの公園を緑豊かなプロムナード（遊歩道）でつなぎ、ベンチを隨所に設(shè)置しました。また、建物上部をセットバックさせ圧迫感を低減し、建物上部のテラスに植栽を設(shè)けることで立體的な憩いの緑化空間を?qū)g現(xiàn)しています。

【デザインのポイント】
●賑わい?交流機(jī)能と憩いの機(jī)能をもってライフサイエンス研究の活性化を図る新しいイノベーション拠點(diǎn)
●隣接する公園との一體的な空間の創(chuàng)出、フェンスや高低差のないシームレスでまちに開かれたデザイン
●建物上部を通路に対してセットバックし、高さの異なるテラス植栽によって創(chuàng)り出される立體的な緑化空間

●「Research Gate -TONOMACHI-」のこれまでの主な受賞歴

　本プロジェクトは、全體のデザイン性や環(huán)境への取り組みとして計(jì)畫した緑地空間が評(píng)価され、外部から多くの評(píng)価や表彰を受けています。

■「中?大規(guī)模集合住宅」部門受賞
●分譲集合住宅　「イニシア蘆屋レジデンス」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

株式會(huì)社コスモスイニシア

【外　観】

　「イニシア蘆屋レジデンス」（兵庫(kù)県蘆屋市）は、地上10階建て、総戸數(shù)48戸の都市生活を再構(gòu)築した分譲集合住宅です。
　非常時(shí)の協(xié)力や高齢単身世帯の孤獨(dú)死、共働きや母子家庭の子育てなど、人が集まって暮らす事で解決する社會(huì)問題が多々存在している現(xiàn)代社會(huì)において、あらゆる資産を共有する「シェア」の思考により、人と人の繋がりを取り戻し、愛著のある持続可能な暮らしの実現(xiàn)を目指しました。
　エントランスから奧庭までの動(dòng)線上の共有空間を 「シェアリング?パス」と名付け、日常の動(dòng)線上に、居住者同士が共有 (シェア) できるさまざまな居場(chǎng)所を設(shè)けているほか、地域資源である淡路瓦をファサード(※1)や內(nèi)部空間に採(cǎi)用し、地域性を感じる表情豊かな空間を?qū)g現(xiàn)しています。

※1．建物正面から見た外観のこと。

【デザインのポイント】
●日常生活の導(dǎo)線上に居住者が「シェア」できる様々な居場(chǎng)所を設(shè)け、居住者同士の繫がりを創(chuàng)出
●地産材の淡路瓦をファサードや內(nèi)部空間に採(cǎi)用し、燻銀や窯変による表情豊かな外観や空間を?qū)g現(xiàn)

■「中?大規(guī)模集合住宅」部門受賞
●賃貸集合住宅　「コスモグラシア蔵前テラス」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

株式會(huì)社コスモスイニシア

【外　観】

　「コスモグラシア蔵前テラス」（東京都臺(tái)東區(qū)）は、地上13階建て、総戸數(shù)60戸、廄橋から望める隅田川河岸の賃貸集合住宅です。
　江戸百景首尾の松に想いを馳せ、新時(shí)代の蔵前らしい優(yōu)美なデザインを目指しました。
　十分な距離を置いて離した出寸法2.5mの大型バルコニーを川側(cè)立面に設(shè)け、あえて隔て板による不本意な視界の遮りを避けることで、隣近所の住まい手同士がコミュニケーションを取り合うことを建築的に助長(zhǎng)することを狙いました。
　また、にぎわいのある蔵前のまちに対しては、人々を引き込もうと灣曲させたデザイン壁を入口直後に設(shè)け背面の川側(cè)へと導(dǎo)いています。

【デザインのポイント】
●隅田川水面、光、空を意識(shí)し、新時(shí)代の蔵前らしい優(yōu)美な賃貸集合住宅でまちを再生
●川側(cè)へと人の流れを促すインテリアデザインを主入口に施し反対側(cè)となるお灑落な雰囲気のまちなみへ
●60戸が集まって住まうが故の量塊。その顔となる川側(cè)には2.5m出のバルコニーを積層させ気配を重んじた

■「中?大規(guī)模集合住宅」部門受賞
●リノベーションマンション　「古材を活用した買取再販リノベーションマンション」　　　　　　　　　　　　　　

株式會(huì)社コスモスイニシア

　本プロジェクトは、地上7階地下1階建て、総戸數(shù)71戸、木造密集地域の家屋解體で廃棄される古材を都心部の共同住宅で活用したリノベ―ションマンションです。
　古材に想い寄せる事業(yè)者とのネットワークを構(gòu)築し、次世代へ古材の価値をつなげる新しい仕組み作りを目指しました。
　住宅ストックに古材を融合し再生することで、古材の意匠?機(jī)能的価値を取り入れた住空間を?qū)g現(xiàn)しています。

【デザインのポイント】
●古材活用による空間的魅力の発信と協(xié)業(yè)體制の拡大を通じた、古材流通の仕組みづくり
●経年変化を意匠に昇華、古材の職人技術(shù)により付加された通風(fēng)?採(cǎi)光等の機(jī)能を活かす住空間
●古材や古い家屋に価値を感じる地域住民?職人?工務(wù)店?デベロッパーによる古材活用ネットワークの構(gòu)築