<巖手県県民の森(7月3日撮影)>
ここは八幡平リゾートの南側を東西に延びる巖手山パノラマラインという観光道路の端にある巖手県県民の森から取った寫真です。寫真のような芝生のエリアと森のエリアがあり、散策するには気持のよいところです。パノラマラインは、八幡平リゾートができた後に作られた道路ですが、八幡平リゾートから直接つながっている出入り口もあります。

<寫真奧の下りから上りへ変わる辺りで右に曲がって八幡平リゾートに入れます。(7月3日撮影)>
八幡平リゾートと巖手山の間を東西に延びており、距離は8㎞くらいです。巖手山パノラマラインと銘打っていますが、半分くらいは道路脇の森の木で巖手山が拝めません。むしろ、八幡平や安比の山々の方が気持ちよく見えると思います。寫真のように真っ直ぐに延びる道や遠くに見える山々の風景が気持ちよい道路です。
6月になってすっかり緑に覆われましたが、最近たまに冬の時の寫真を見ると、あまりの景色の違いに、なんだか別世界のようにすら見えてきます。このあたりの木々はアカマツを除いてすべてと言っていいくらい落葉樹です。冬はアカマツだけは葉を付けていますが、それ以外はすべて葉を落として枝だけの風景になります。我々がここに引っ越してきたのは紅葉前の9月ですが、それからほどなく葉が落ち始めて紅葉が終わるころには、それまで葉に覆われて見えなかった森の先の家などが見えるようになり、森がスカスカになったような風景になって、別世界になったのを覚えています。
私たちが以前に住んでいた靜岡県の掛川市は、都心に暮らしている人からすれば、十分に「田舎」と呼べる場所ですし、里山のような所は近くにいくらでもありました。私も趣味のロードバイクで山の中に走りに行くため、靜岡の山の風景は四季を通じて目に焼き付いています。でも杉や竹などの常緑の木が多いため、四季を通じての景色の変化が八幡平ほど劇的に変化することはありません。家の打ち合わせでダイワハウスの営業(yè)の方に一度12月に掛川に來てもらったことがありますが、「山が緑色ですね」と言われたことを印象深く覚えています。一冬越えてその意味がよくわかりました。こちらは冬になると本當に緑がなくなってしまうし、雪が降ると白い雪と木々のこげ茶の色とのモノトーンの世界に変わります。

<パノラマラインから自分の家のある方向を取った寫真(4月21日撮影)>

<同じ場所から取った寫真(7月3日撮影>
緑も、今の時期になるとだいぶ色が濃くなりましたが、常緑の木の方が一般的に濃い深緑色になるため、落葉樹の鮮やかな明るい緑色は、風景をより一層明るいものにしてくれます。