四國最大の古墳に立って古代のロマンに思いを馳せる「富田茶臼山古墳」
- 更新日:2018年03月30日
- カテゴリ:歴史
5世紀前半(古墳時代中期前半)頃に造られた前方後円墳です。
全長約139メートル、後円部直徑約91m、前方部幅約77m、後円部
高さ約15.7m、前方部高さ約11.8mの規模を誇る四國地方最大の古墳で、
貴重な文化遺産として平成5年に國の史跡に指定されました。
富田茶臼山古墳は仁徳天皇陵とほぼ同時期に造られ、大和朝廷の
中心地であった近畿地方の大きな古墳と同じ特徴がたくさん
見られるそうです。
富田茶臼山古墳の周りには「陪塚」という四角い古墳が3基あります。
この「陪塚」が周りにある古墳は、大阪や奈良の天皇陵のような
大きな規模の古墳(=権力)にしかない特徴なんだそうです。
そもそも前方後円墳は力の強い豪族にしか許されなかった墳墓形式、
富田茶臼山古墳には中央政権とかなり強い結びつきを持った豪族が
埋葬されたと考えられています。
かつては木々が生い茂る小山のようになっていた茶臼山古墳ですが、
今ではきれいに整備され、古墳の形もよくわかるようになりました。
古墳の上からは視界を遮るものがなく、遠く五剣山まで視界が
開けています。
かつてこの地で生きていた彌生人たちも同じ景色を見たのかと思うと
感慨深いものがありますね。
みろく自然公園內にあるさぬき市歴史民俗資料館には、富田茶臼山古墳
を始め、さぬき市內の遺跡や古墳から発見された出土品中心に貴重な
歴史的文化財が保管展示されています。
※寫真使用料及びロイヤリティフリー素材寫真を使用。
引用先サイトは、香川県観光協會公式サイト うどん県旅ネット
品名:富田茶臼山古墳、をダウンロード使用。
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