霧島市にも天孫降臨伝説で有名な高千穂峰がありますが、宮崎県にもその伝説の地として有名な高千穂峽があります。以前から気になっていたので行ってきました。
「高千穂峽」は阿蘇カルデラをつくった、約12萬年前と約9萬年前の2回の阿蘇山爆発によって噴出した火砕流に、付近を流れる五ヶ瀬川が浸食してできた渓谷だそうです。
高さ80mから100mにも達する斷崖が7kmにわたり続く一體を五ヶ瀬川渓谷、高千穂峽と呼んでいます。また、日本の滝百選で有名な真名井(まない)の滝があり、日本でも有數(shù)なパワースポットの一つとも云われています。神話によれば天村雲(yún)命(あめのむらくものみこと)という神様が天孫降臨の際に、この地に水がなかったので水種を移し、これが天真名井(あまのまない)として湧水し、滝となって流れ落ちているとか...。
1934年(昭和9年)五ヶ瀬渓谷として天然記念物に指定され、一帯は昭和40年3月に國定公園に指定されました。
垂直にそそりたつ巖から一筋の清水が注がれる姿は、神々しいとはまさにこのことかも。高千穂峽の美しさは數(shù)萬年もの昔に阿蘇の火砕流によって自然の力で作り上げられた造形美。人間の力の及ぶものではありません。




そそりたつ斷崖、巖をかむ激流、太古の伝説を秘めた深淵、湧き出る巖清水、高千穂峽は天孫降臨神話が生まれるのも頷けます。
ボートに乗り込み真名井の滝近くまで行くと、マイナスイオンもたくさん出ているみたいで癒されました。


続いて向った先は、「天巖戸神社」。ここは二つの神社があり、東宮は「天照大神(あまてらすおおみかみ)」?西宮は「天巖屋(あまのいわや)」を祭り、それぞれ社殿があります。
天巖屋に閉じこもってしまった天照大神を八百萬の神々が面白おかしい踴りで外に連れ出したという伝説はあまりにも有名です。これが天巖戸神楽のルーツだそうです。

天巖戸神社から川沿いに500m程行ったところの河原に天安河原(あまのやすかわら)宮があります。ここは、天巖屋戸に隠れられた天照大神を巖屋から出てもらうため、神々が集まって相談したといわれる場所。その中心に間口40m奧行き30mの洞窟が有り、その中に天安河原宮がひっそりとたたずんでいました。周辺の河原で石を積んで願い事をすると沢山の願い事が葉うんだとか。
伝説にちなんだスポットをめぐれば、神々の気にふれることができるかもしれませんね。
高千穂峽
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井御塩井
電話0982-73-1212(高千穂町観光協(xié)會)
■交通アクセス ロイヤルシティ霧島妙見臺より約200㎞(宮崎自動車道?高原IC経由)
天巖戸神社
宮崎県西臼杵郡高千穂町巖戸1073?1
電話:0982-74-8239
■交通アクセス ロイヤルシティ霧島妙見臺より約210㎞(宮崎自動車道?高原IC経由)
■上記の寫真はすべて、平成25年1月に撮影されたものです。