秋の夜長はのんびりとプラモデルづくりで過ごしてみては?
- 更新日:2011年11月23日
- カテゴリ:周辺情報
一昔前の男子の誰しもが手にした事のあるプラモデル。
「子どものオモチャか~」
いやいや、今はれっきとした大人の趣味の一つです。
國分中央界隈で模型店を営んでいる巖重賢司さんの作品は、正に蕓術といっても良いと思うほどの出來栄えです。
巖重さんがプラモデルにふれたのは、
小學二年生の夏休みに銭湯の帰りに母ちゃんから買ってもらったゼンマイ仕掛けの自動車がきっかけだったとか。
當時、おこづかいやお年玉は全部プラモデルにまわし、戦車、戦艦、自動車と次から次に作り続けた。
既成のデザインでは物足らず改造したり、菓子箱にジオラマ(情景)をつくったりしたそうです。
プラモデルをつくり続けたい一心で、ついにはプラモデルメーカーの老舗、靜岡県のタミヤ模型に入社し、プラモデルの設計室に勤務しました。初めて任された仕事はフェアレディ280ZTバールーフの設計。
ミリタリーものしかなかった當時、學生が女の子とHONDAシティに乗ってデートという現代の風景をプラモデルにしたフィギア『キャンパスフレンズシリーズ』を企畫しました。何度も、卻下されたが結果的に採用されマニアの中では大きな反響を呼びました。
そんなある日、永年勤めたタミヤ模型を退社して、愛車HONDAハンターカーブで北海道から沖縄まで半年かけて放浪の旅に出てみたりと話を聞いていく中で、とても自由な生き方をしていらっしゃるように思えました。
その放浪の旅から帰ってきて、家業のマルタカヤ模型店を継ぐことになり、確実にその力をつけていきました。
今では「マルケン塗り」の技法で全國的に知れ渡り、週末になると県內はもとより、県外からもお客様が訪れモデラー談議に花が咲いていました。
制作だけではなく、模型誌ホビージャパン別冊、ミリタリーモデリングマニュアル、アーマーモデリングなど各専門誌において常連の作家。
最近では、鹿児島市立美術館で講師も勤められています。
巖重さんにとってプラモデルとは?と問いかけてみると、
「模型づくりは生活そのままであり人生そのものです」と、語られました。
巖重 賢司 氏
昭和35年 霧島市生まれ
マルタカヤ模型オーナー プラモデル作家
霧島市國分中央3-12-40
TEL 0995-45-1296
■交通アクセス ロイヤルシティ霧島妙見臺より約10㎞(車で約15分)
上記の寫真はすべて平成23年11月に撮影されたものです。