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食べ飽きない不思議なやさしい味「鳴るちゅるうどん」

四國では香川県の“讃岐うどん”があまりにも有名ですが、
その他にも地方によって特徴のある麺文化があります。

徳島県の鳴門市エリアに限定された、數百年に渡って
地元の人々に愛され続けてきたという“鳴門うどん”もその一つです。

鳴門うどんはかつては鳴門市以外の徳島県人にも
ほとんど知名度?認知度のなかったうどんでした。

しかし徳島県出身の寫真家?中野晃治さんが、
著書のなかで鳴門うどんを形容して「鳴ちゅる」と名づけたことをきっかけに
少しずつ知名度を上げて、今では鳴門市の誇るご當地うどんとなっています。

「なるちゅる」の特徴は出汁が透き通った黃金色であっさりした醤油味。

麺は細めで柔らかく、細さ太さ?長さ短さ?厚さ薄さの違うふぞろい麺です。

基本の具はねぎと刻み揚げで、お店によっては鳴門名産の
ワカメやチクワをトッピングしてくれるところもあります。

出汁?麺?具の相性が抜群で、寒いときはもちろんですが、
夏バテや二日酔いで食欲がない時も「ちゅるっ」食べられてしまうのです。

讃岐うどんと比べると“パンチが弱い”という人もいるそうですが、
軽く?優しく?強くないことが鳴ちゅるうどんの特徴で、
毎日でも食べられる不思議な魅力を持っています。

鳴門市內で鳴るちゅるうどんが食べられるお店を紹介している
「鳴るちゅるマップ」もありますので、食べ歩きをしてみてはいかがでしょうか。

徳島県?鳴門市中心街：ロイヤルシティ佐田岬リゾートより
車で約270Km?車で約4時間

※寫真は2013年10月撮影