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- 事例紹介 01 [リノベーション?リフォーム]





- リフォーム
- 戸建て
- 同居

- 施主:お母さま+ご夫妻+お子さま1人
- 建物所在地:神奈川県茅ヶ崎市
- 建物概要:ALCコンクリート造/築29年
リフォームを決斷された理由は?

お母さまとの同居に伴い、
築29年のご実家を全面改裝
泉:今回リフォームされたお住まいは、ダイワハウスで建てられた築29年の戸建て住宅です。もともとお母さまがお1人で暮らされていたご実家に、息子さんのKさまご夫妻が同居されることになり、リフォームを決斷されました。ご夫妻はこれからお子さまがお生まれになるタイミングで、同居に至ったと伺っています。「子どもが幼稚園に入るまでにリフォームを終えて転居したい」というご依頼だったため、2~3年をかけて長期スパンで関わらせていただきました。
菅:大和ハウスリフォームでは、ダイワハウスで家を建てられたご家庭に対して定期的に「ふれあいアドバイザー」がお伺いし、點検のご提案などを行っています。今回ご依頼いただけたのはその関係性があったことも大きいと思います。せっかくなら家を建てた會社のグループ會社に、リフォームもプロデュースしてほしいという思いを持たれたのではないでしょうか。

リフォームのポイントは?

外壁を塗り替えて老朽化した設備を交換し、裝いを新たに
點検?診斷(インスペクション)を行い、住まいの現狀を把握してメンテナンスを
泉:これまで大きなメンテナンスはされていなかったため、まずは點検?診斷(インスペクション)を行いました。これは専門の點検員が屋根や外壁、基礎、床下など家全體をチェックするもので、目に見えない箇所の狀況を把握することができます。今回のケースでは、診斷結果から建物はそのまま使用できるという結論に至りました。當初は建て替えも視野に入れておられたのですが、費用を抑えられるリフォームを行うことに決まり、Kさまご夫妻が中心になって計畫を進められることになりました。
菅:ただし築年數が経過していることから、経年劣化が見られる箇所は隨所にありました。「これから長くお住まいいただくためにも、これを機にしっかりメンテナンスを行いましょう」とご提案し、外壁を塗り替え、排水管などの設備を一新。バルコニーの再防水も行いました。また、屋根には雨染みが點在していたため、それに対しても根本的な解決策を講じました。

外壁を塗り替えて老朽化した設備を交換し、裝いを新たに
間取り?內裝に関するご要望は?
子育てのしやすさや家事動線に配慮した、明るく開放感あるLDKに
泉:以前のLDKは重厚感のある雰囲気で、さらに奧のキッチン?ダイニングには光が屆きにくく、全體として暗い印象になっていました。Kさまご夫妻からは、明るく開放的なLDKに、そして家具などは極力置かずシンプルにしたいというご要望がありました。特に、キッチンまわりには強いこだわりをお持ちでしたね。
菅:キッチンのタイプや配置は非常に悩まれていて、我々としても、子育てのしやすさやスムーズな家事動線を考慮して何度も検討を重ねました。インテリアは明るくナチュラルなイメージにしたいというご要望だったため、白を基調とした空間にして、フローリングも木目が際立つ爽やかな色目に。また、奧のキッチン?ダイニングの暗い印象を緩和するため、構造上撤去できなかった耐力壁をあえて露出させました。光や視線が抜けることで開放感が生まれ、空間のアクセントにもなっています。




明るく広々とした空間に生まれ変わったLDK。もともと袖壁だった部分は鉄骨の構造材を露出させて白くペイント
さらに、キッチンと洗面室?浴室との行き來をスムーズにすることで、家事負擔を軽減しました。ご家族が増えるため、洗面室のスペースを広げて収納力を高めるなど、水まわりのレイアウトも一新しています。1階にはお母さまの居室を2室設けたほか、住まい全體としてはバリアフリーにも配慮し、極力引き戸を取り入れて段差をなくしました。

造り付け収納の壁には、調濕?脫臭効果に優れた壁材のエコカラットを使用

キッチンから奧の洗濯機置き場や洗面室に直接アクセスできる、スムーズな家事動線を実現

もともと物入れで分斷されていた浴室?洗面室?トイレを一カ所に集約。家族が増えるため、洗面室は広さと収納力を確保

1階の和室?洋室の2室がお母さまの居室。洋室には、ピアノ教室をされていたお母さまのグランドピアノを設置
擔當者として心掛けた點は?
できるだけ思いを汲んだプランに。そして、長く安心して暮らしていただけるように
菅:Kさまご夫妻はさまざまなこだわりをお持ちでしたので、できる限りご要望にお応えするように努めました。例えば、フローリングをデザイン性の高いヘリンボーン張りにしたいというご希望があったのですが、大幅にコストが上がるため実現はできませんでした。その代わり、玄関タイルをヘリンボーン張りにしたんですね。違った形ではありますがご要望を反映することができ、ご家族やお客さまをお迎えする玄関が獨特の趣のある空間になったと思います。2~3年という長きにわたるリフォームでしたが、ご相談を受けてから半年後にお子さまが生まれ、私たちも一緒に成長を見守らせていただいたような感覚があります。




玄関のレンガ調タイルをヘリンボーン張りに。空間に獨特の味わいが生まれ、おしゃれでナチュラルな雰囲気に
泉:今年の春には、お子さまが目標とされていた幼稚園に無事合格されたというれしいご報告をいただきました。お子さまの成長やご家族のライフステージの変化とともに、住まい方も変わっていくものなので、その際に再びお役に立てることがあればと思います。Kさまに限らず、理想があり、一方では予算がある中で、間取りやしつらえに悩まれる方は多くいらっしゃいます。その際は、私たちも一緒に悩んで、一緒に考える。もちろん完成した時は一緒に喜びます。リフォームして終わりではなく、10年、15年と長く住んでいただけるように、しっかり快適と安心を提供していきたいですし、そのプロセスをお客さまと一緒に楽しめるようなリフォームを手掛けていきたいと思っています。






「建てた後」のお付き合いが長期にわたり継続
建物の點検?診斷(インスペクション)を行い、メンテナンスを実施
こだわりを形にするための、きめ細かなプランニング
