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    音を楽しむ「防音室」ニーズを追求?実現した『音の自由區(qū)』の技術開発

    大和ハウス工業(yè)は、自宅で音楽を楽しみたいお客さま向けに、快適性と防音性能を兼ね備えた防音室を提案してきました?,F在、『奏でる家』や『音の自由區(qū)』として認識され、プロの音楽家からも支持を受けています。

    かつて防音室市場は、楽器メーカーや防音室専門會社がほぼ獨占していました。そこに當社は、防音性能はもちろん、適切な音響?居住空間としての一體性がある防音室を提案。音楽愛好家や再び音楽に向き合うシニア層など多彩なニーズに応える、快適な音楽空間の提供を実現した技術開発についてご紹介します。

    『奏でる家』『音の自由區(qū)』が実現させた新たな防音

    大和ハウス工業(yè)では暮らしの中で音楽を楽しむ人たちの増加を意識し、室內での心地よい響きと外部への防音を両立させた、新築戸建住宅向けの防音室『奏でる家』の提案を2006年より開始。2020年度には年間防音室の施工ランキング(當社調べ)で2位となるなど、これまでに累計約3,000室を提供してきました。
    2023年春からは、この防音室を新たに『音の自由區(qū)』と名づけ、防音仕様が異なる3つのグレード(快適防音室『奏でる家+(プラス)』『奏でる家』、生活音を減音する快適靜音室『やすらぐ家』)を用意。防音性能に優(yōu)れた建物との一體設計で、住まいの防音に加え、新たに“靜音”の提案も開始しています。また、今後はリフォーム事業(yè)でも『音の自由區(qū)』の展開を加速していく予定です。

    音楽家も認める施工事例は下記ページをご覧ください。
    LiveStyle STORY 音楽家として仕事も日常も充実させたい

    音楽好きの研究員がつかんだ防音ニーズ

    『奏でる家』『音の自由區(qū)』の開発に當たった、研究員の玄はこう語ります。
    「楽器メーカーの防音室は、部屋の中にもう一つユニット式の空間を作るというものが主流です。ユーザーはその中に入って、黙々と楽器の練習をするわけです。それ以外のオーディオ好きや、ホームシアターを求める方などのニーズはあまり考慮していません」。

    玄は自身が音楽愛好家で、ハウスメーカーで一般家屋の音響を究めようと大和ハウス工業(yè)に入社した経歴を持つこだわり派。「戸建住宅でも音楽に溢れた部屋を作りたい」と考えて開発に著手しました。

    『音の自由區(qū)』で実現できること

    玄は自身も楽器を演奏するため、音楽愛好家が練習場所の確保に悩んでいることを身をもって知っています。周囲に配慮して河原やカラオケボックスで演奏する人も多い一方、自宅に防音室があればいつでも気軽に演奏できます。しかもユニットではなく、部屋をそのまま防音室に仕立て、明るく開放的な空間でリラックスして練習にも勵みたいもの。それが『音の自由區(qū)』の開発思想です。

    家族や友人といかに“音楽を楽しめるか”に留意した『音の自由區(qū)』には、次のような特徴があります。

    • 広い空間で豊かな響きが得られる
    • ライフスタイルに合わせて防音?靜音グレードを選択できる
    • 防音ドアの代わりに開放的な防音ガラス引き戸「靜音スクリーン」を採用できる
    • 最適な音の響き方と、それを葉える音響アイテムの配置が可能
    • ハウスメーカーならではの豊富な仕様の一體設計?施工でローコストを実現

    群を抜いた防音性能が得られる理由

    • ※數値は、弊社で測定した數値(JISA1417:2000 建築物の空気音遮斷性能の測定方法に基づく)ですが、性能値として保証するものではなく、使用狀況や周辺の環(huán)境、間取りなどにより異なる場合があります。

    音の強さや音圧を表す単位に「dB(デシベル)」があります。人の感じる音の大きさを表す際には、「dBA(デシベルエー)」という単位が使われます。
    『音の自由區(qū)』の減音目安はグレードによって変わります。靜音室の『やすらぐ家』は45dBA、『奏でる家』で55dBA、『奏でる家+(プラス)』で70dBAにもなります。
    こうした防音?靜音性能は、標準の外壁の室內側への、振動を吸収する「防音パネル」の配備をはじめ、二重三重の防音窓や防音ドア、換気扇の防音仕様によって実現しています。さらには振動を防ぐ床とすることも可能で、住宅総合メーカーならではの設計ノウハウが詰め込まれているのです。

    dBについて詳しくは下記ページをご覧ください。
    快適防音室&靜音室「音の自由區(qū)」

    音が漏れないだけでなく響きを大切に

    『音の自由區(qū)』の防音室は、音をただ防ぐだけではありません。音の響きにもこだわり、獨自の音響アイテム「コーナーチューン」「オーディオチューン」を開発。部屋の角に三角形の吸音材を設置する「コーナーチューン」は用途に合わせた快い響きが得られます。
    「若い頃、家でピアノを弾いている時、部屋の隅に妹の大きなぬいぐるみを置いたところ、音の響きが変わることに気づきました。その時の経験から、部屋の角に置く三角形の吸音材を思いついたんです」と玄は語ります。

    ■コーナーチューンの特徴イメージ図

    この吸音性能を活かし、さらに細やかな音響調整を可能にしたのが「オーディオチューン」です。壁全體に吸音材が詰め込まれており、壁に備えられた扉を開閉することで、二重壁の間に満たされた吸音材により高音?低音の響きを調整できます。

    ■オーディオチューンの特徴イメージ図

    お客さまの聲を聴き、リフォームでも対応できるように

    そして、昨今増えてきたのが、自宅をリフォームする際に、『音の自由區(qū)』を採用したいというニーズです。
    子どもも巣立ち、定年退職を迎えて自由になる時間が増え、音楽にまたじっくり取り組みたい。けれども、近所への音漏れは気になる…。そうした人々が、理想の音楽空間を実現するために、リフォームで『音の自由區(qū)』を検討しているのです。その結果、ピアノ教室を始めた方や、自宅で定期的な演奏會を催す家族など「防音室」の多彩な用途が見えてきました。

    現場から沸き上がる多様な要望を吸い上げ、開発を行う

    大和ハウス工業(yè)では、現場から沸き上がる多様な要望を吸い上げ、新たな開発を行っています。新築時には必要なかった防音室が、ライフサイクルの変化に応じて求められるというニーズ。この実態(tài)を把握できたのは、當社がお客さまの聲をつかんでいたからです。
    常に施工現場と緊密な連絡をとり,お客様の要望に事細かに応えられるように、研究員自らお客様のもとを訪ねることも?!袱蜆敜我耸录殼藦辘à椁欷毪瑜Δ恕工趣いλ激い椁扦埂?/p>

    リフォームならではの壁、課題

    新築向け工法としてスタートした『音の自由區(qū)(2023年3月以前の名稱は『奏でる家』)』をリフォームに対応させるには、さまざまな壁がありました。リフォームはすでに建築物が建っているという制約があります。また、新築よりも予算が限られるのが一般的です。さらに、『音の自由區(qū)』は現在の家屋に対応した設計のため、リフォームが必要な當時の建物とは仕様が異なります。建物の性能が時代とともに変化する中、どのように仕様を標準化すればいいかも課題でした。

    リフォームに力點を置き、さらなる技術革新を実現

    こうした課題を解決するため、當社は実験を重ね、試行錯誤を繰り返し、さまざまな開発?設計を行いました。
    例えば、年代別の建物の性能を測定し、各年代に応じた仕様を提案可能に。また、壁厚はできるだけ薄く、解體ゴミは極力減らす工法を生み出し、高い防音性能は維持しながら、コストを抑えた工事ができるようになりました。
    これにより、『音の自由區(qū)』のリフォーム対応が実現。広く快適な音楽室を、ライフステージの変化に応じて実現できると高い評価を得ています。

    ハウスメーカーならではのノウハウとこだわり

    『音の自由區(qū)』のリフォーム対応を実現できたのは、大和ハウス工業(yè)が長年、顧客のさまざまなニーズに対応してきたハウスメーカーだからです。単世帯の建物から二世帯住宅や醫(yī)院併用住宅など、ありとあらゆる物件を手がけてきた、ノウハウの集積から弾き出されています。そして、根底には「人生を楽しむ環(huán)境を、できるだけ低コストで実現させたい」という、ハウスメーカーならではのこだわりがあります。

    すべての音楽愛好家に音の自由區(qū)を!

    昨今、楽器演奏に限らず、カラオケやゲーム、映畫鑑賞、スポーツ観戦など、音を出す趣味が多様化しています。その半面、仕事や子育ての忙しさから趣味に費やす時間を持ちにくいという嘆きの聲も聞かれます。帰宅後や家事が一段落した後に、あるいは退職後に自宅でリラックスしながら存分に趣味を楽しみたい…そう考える人も少なくありません。

    今回ご紹介したように大和ハウス工業(yè)では、家族一人一人が気兼ねなく「音を楽しめる空間」を提供するための技術開発を積み重ねてきました。お客さまが夢に描いていた「理想の音楽空間」を形にすることは、家族や自分を大切にする新しい時代の生活スタイルです。今後も大和ハウス工業(yè)では多様な住環(huán)境ニーズに応え、人生を豊かに彩る住まいの実現を、技術開発によって推進してまいります。

    1. ※記載內容は2024年12月時點のものです。

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