お皿を割っちゃう?キッチンが水浸しに!大人から見(jiàn)るとヒヤヒヤ、ドキドキの子どもの『食器洗い』。お手伝いとしては、少々ハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。でも、子どもならではの注意點(diǎn)を理解して、チャレンジすれば大丈夫。食器洗いのマイスターに、そのポイントを聞いて來(lái)ました!
危ない、手間がかかる…子どもと一緒に「食器洗い」は難しい??
脫ぎっ放しの上著をハンガーにかけたり、空のティッシュボックスを処分して新しいものを補(bǔ)充したり…。一つひとつはささいなことでも、積み重なると大きな負(fù)擔(dān)になってしまう、『名もなき家事』は日々発生しています。昨年、ダイワハウスが提唱したこの言葉は大きな話題を呼びました。毎日忙しく動(dòng)き回るママたちが、思わず「あるある!」「そうなのよ!」とうなずく姿が見(jiàn)えるようです。
ダイワハウスの調(diào)査によれば、子どもと一緒に家事をするワーキングママの方が、しない人に比べて子育てストレスを感じにくいという結(jié)果が出ています※。子どもと一緒に家事ができるようになれば、ママのストレスも家事負(fù)擔(dān)も減り、ひいては子どもの自立にもつながると言えそうです。
※「子どもの家事參加実態(tài)調(diào)査」2017年10月
ちなみに、前述の調(diào)査の『子どもと一緒にする家事TOP10』では、食後の食器を洗い場(chǎng)に運(yùn)ぶと料理?食事を食卓に並べるが同率1位。しかし、食器洗いはランク外でした。片付けと配膳は積極的に手伝ってもらう一方で、食器を洗うまではなかなか…というのが実態(tài)のようです。

今回、家族で自然に家事をシェアできる『家事シェアハウス』を擔(dān)當(dāng)するダイワハウスの多田綾子が、ライオン快適生活研究所のリビングケアマイスター?杉本美穂さんに、子どもでも上手にできる食器洗いのやり方を伺いました。
プロフィール

杉本 美穂さん
ライオン株式會(huì)社 快適生活研究所
リビングケアマイスター / 消費(fèi)生活アドバイザー
洗濯?掃除関連の製品企畫(huà)、マーケティングに長(zhǎng)年攜わる、暮らしのプロ。
食器洗いや掃除を手早くラクにできるように、家事のコツをわかりやすく伝える。

多田 綾子
大和ハウス工業(yè)株式會(huì)社
住宅事業(yè)推進(jìn)部 一級(jí)建築士
インテリアコーディネーターでもあり、住まいの収納や暮らしの提案を行う。『家事シェアハウス』の企畫(huà)?開(kāi)発に攜わる。
子どもの成長(zhǎng)に合わせてステップアップ使うアイテムにも配慮しよう
- 多田:子どもに食器洗いをさせると、お皿を落として割ってしまうのでは?とか、キッチンの床まで水浸しになりそう、洗い直しで時(shí)間がムダになりそう……など、かえって負(fù)擔(dān)が増えるからと躊躇してしまう方たちが多いのではないでしょうか。
- 杉本さん:たしかに食器洗いは危ないとか、二度手間になると思うと二の足を踏んでしまいますよね。いきなり全部の食器を洗ってもらうのではなく、子どもの成長(zhǎng)に合わせて、段階を踏んで進(jìn)めるといいですよ。オススメのステップアップ法をご紹介しますので、ぜひ參考にしてください。
子どもの『食器洗い』ステップアップ法
初級(jí)
- 「シンクまで食器を運(yùn)ぶ」「すすぎだけお手伝い」など、部分的にお手伝い
- 食器の扱いに慣れることからスタート
- 割れにくいプラスチック容器だけ洗う
- 水の感觸やキレイになっていく達(dá)成感を?qū)g感する
中級(jí)
- 食器の扱いに慣れてきたら、自分が使った食器だけ洗ってみる
上級(jí)
- 重いフライパンや壊れやすいガラスの器などにもチャレンジ
- 杉本さん:子どもの食器洗いには、物理的、心理的の2つのハードルがあると考えています。物理的ハードルは、子ども側(cè)の問(wèn)題、背が低くて、水栓まで手が屆きにくい、手が小さく持ちにくいなど。一方、心理的ハードルは大人側(cè)の問(wèn)題、ケガや食器を壊すことへの不安、やり方を教えたり洗い直しをすることが面倒、自分がやりたくないことをさせることへの後ろめたさなどです。
- 多田:いろいろなハードルがあると、結(jié)局自分がやった方が早いと思ってしまいがちですよね。でも、それだといつまでたっても子どもが育たない…。

- 杉本さん:そうそう。まずは焦らず初級(jí)からスタートして、徐々に育っていってもらいましょう(笑)。
リビングケアマイスター直伝!食器洗いの教え方
- シンク內(nèi)を整理して、洗う場(chǎng)所を確保
- 洗った食器を置く場(chǎng)所(水切りかご)を近くに設(shè)置
- 袖口や服が濡れないように配慮
- 敏感肌の子どもには、炊事用手袋を準(zhǔn)備
- 汚れの少ない食器から洗うとよいことを(その理由も)教える
- あらかじめ水につけておくと、頑固な汚れも落としやすいことを教える
- 隅や凹凸があるところなど、汚れが落ちにくい箇所を教える

初級(jí)は、プラスチック製の食器洗いからスタート。子どもの手の大きさに合ったスポンジや炊事用手袋を用意して。可愛(ài)い色や形のアイテムで、楽しくお手伝いしましょう

萬(wàn)一食器を落としたとき、衝撃をやわらげるためにシンクにクッションを敷くのもオススメ


「亀の親子みたいに重ねるのはNG(笑)。重なった部分が乾かないし、山が崩れたら食器が割れる危険もあります」(杉本さん)?!赶搐Δ坤堡扦胜?、水切れのよい置き方も教えてあげないといけませんね」(多田)
『家事シェア』の手始めとして、食器洗いをオススメする理由
- 杉本さん:以前、當(dāng)社で興味深い調(diào)査を?qū)g施しました。小學(xué)校3~6年生のお子さんを持つママたちに、自宅でお子さんが食器洗いをする様子をビデオ撮影してもらったんです。食器洗いが初めてのお子さんもいて、ママたちは最初、不安の方が大きかったようなのですが…。
- 多田:ドキドキしますね(笑)。どんな感じだったのでしょうか
- 杉本さん:予想に反して、皆とても楽しそうに食器洗いをしていたんですね。泡と水を使えるので、水遊びの感覚に近いのかもしれません。獨(dú)創(chuàng)的な工夫をするお子さんもいて、ママたちも感心しきり。大人が考える以上に、子どもたちがちゃんとできることに感動(dòng)する結(jié)果となりました。
ママたちの聲 子どもの食器洗い、こんな姿に感心?感動(dòng)!
- 食器をていねいに扱って、裏面の汚れにまで気を遣い、すすぎの際も泡がないか念入りに確認(rèn)していました
- 1つすすぐたびに水を止め、自分の作業(yè)のしやすさよりも水を大切にすることに気を配っていました
- コップの中に水と洗剤の泡を入れ、そこに箸やスプーンを立てて上下に揺すって洗うという獨(dú)創(chuàng)的な工夫をしていました(笑)
- 垂れた泡をスプーンですくい、スポンジに戻して泡を有効活用するという工夫が見(jiàn)られました
- 頼んでもイヤな顔をせずに洗い、「食器洗いは好きだから、またするよ」と言ってくれました
- 食器を水につけておくと汚れ落ちがよいことがわかり、今までは食べたあとに置きっ放しだった食器を、シンクまで運(yùn)び水につける習(xí)慣ができました
- 最初から最後まで自分の力で洗い、私を喜ばせようと頑張っている姿をうれしく思いました
子どもたちの感想
- 食器洗いを頼まれたのは初めてで、いつもやらない手伝いだったから楽しかった。結(jié)構(gòu)好きかも!
- 洗い終わった時(shí)、キュッといい音がして気持ち良かった
- 食器がどんどんキレイになって、それが並んでいくのを見(jiàn)てうれしくなった
- 洗っている時(shí)に、洗剤がフルーツのいい香りだったのがうれしかった
- 多田:素?cái)长试挙扦工?!子どもたちは大人が思うよりずっと、親の役に立ちたいと考えているのだと思います。役に立ち、ほめられる喜びが達(dá)成感になり『家事シェア』が進(jìn)むという、家族にとっても嬉しい結(jié)果につながりそうですね。
當(dāng)社の提案する『家事シェアハウス』でも、自分のことは自分でするのが初めの一歩、という考え方があります。子どものおやつのお皿や飲み物のコップを洗うなど小さなことから始めれば、親子共々無(wú)理なく進(jìn)められるかもしれません。

- 杉本さん:実はキッチンは、子どもと一緒に家事をするにはいい場(chǎng)所なんです。トイレや浴室は狹いので、並んで掃除の仕方を教えるのはちょっと大変。キッチンは子どもに寄り添って作業(yè)しやすいので、親子のコミュニケーションにも最適だと思います。一通り終わったら、感謝の気持ちを言葉にして伝えるのも大切ですね。
- 汚れたものがキレイになるという、結(jié)果が一目でわかるのが食器洗いのいいところ。子どもの自信や達(dá)成感を育てるのに、ぴったりの家事だと言えそうです。一日に何度も行う食器洗いを、わが家の『家事シェア』の第一ステップとしてトライしてみてはいかがでしょうか?
※掲載の情報(bào)は2018年3月現(xiàn)在のものです。