骨盤は私たちの體を支える大切な器官です。
しかし、現代人の多くが骨盤にゆがみを抱えています。
自身のゆがみのタイプを把握し、トレーニングで矯正していきましょう。
肩こりや體の冷え、目の疲れなどに悩まされていませんか。思い當たる方は、もしかすると骨盤の位置が悪いのかも知れません。
スマートフォンの多用や長時間のデスクワークなど、現代人のライフスタイルは骨盤に負擔をかけがちです。骨盤がゆがんだことで引き起こされた不調は、正しい位置に戻すことで改善させることができます。
自身の骨盤の狀態を知り、普段から意識的に矯正をしていくことが大切です。
骨盤のゆがみは、その方向によって以下のように分類できます。前傾しているタイプ、後傾しているタイプ、左右にねじれているタイプ。そして、前後左右にゆがみ、ねじれている複合ゆがみタイプ。この4種は、それぞれ體型に與える影響が異なっています。
まず、前傾タイプはそり腰になります。腹筋の力が逃げるので、胃のあたりからお腹がぽこっと出てしまいます。次に、後傾タイプは貓背になりやすく、お尻やバストが垂れたり下腹部が落ちて出てきたりします。左右ねじれタイプは、左右の足の発達が不均等になり、つまずきやすくなります。また、體が疲れやすくなるという影響もあります。そして、複合ゆがみタイプの方には、このような変化が組み合わさって生じてしまいます。
下記では、骨盤のゆがみタイプをチェックするテストに加え、どのタイプの方にも効果的なトレーニング方法をご紹介します。
毎日少しずつでも実踐することで、ゆがみを減らしバランスのとれた體型を取り戻すことができます。
トレーニングを習慣化し、健康で美しい體を手に入れましょう。
それぞれ異なった體型の崩れ方につながる、骨盤のゆがみタイプ。あなたが當てはまるのは、どのタイプでしょうか?
下記の項目のうち、自分に當てはまると思うものにチェックをしてみてください。






両足を肩幅に広げて立ち、両手は腰に當てます。腰を前後左右に2回ずつ動かし、そのあと1周回転させます。最後にお尻に力を入れてきゅっと締めます。今度は回転を反対方向にしてもう1度。左右回転を1セットとして、1日3セット程度行ってください。
骨盤を立てた(床に垂直にした)狀態で椅子に座り、交互に足を高く持ち上げます。股関節をしっかり動かし、背中から骨盤、腿をつないでいる腸腰筋を鍛えます。30回の上げ下げを1日に2セット行うことが理想的です。テレビを観ながらでも、気軽に取り組むことができます。
納富(のうとみ) 亜矢子先生
1972年生まれ。蘆屋美整體サロン副院長、整體師、鍼灸師。自身の不調?體型克服経験から接客、カウンセリング、骨盤體操などを指導。テレビ?雑誌?講演會?セミナーにて「美整體理論」を展開中。
2015年9月現在の情報となります。