消防法の改正を受けて6月29日「傷病者の搬送及び受け入れの実施基準に関する検討會が、厚生労働省と消防庁の主催で開催された。
同検討會では都道府県ごとに違う搬送狀況や、負擔の一局集中を防ぐためにもガイドライン作成に向けて検討を重ねていく。
実施基準として策定して行くのは、
1>傷病者の狀況に応じた適切な醫療提供の行われる醫療機関リスト作成
2>消防機関が傷病者の狀況を確認し、醫療機関リストから搬送先醫療機関を選定させるためのルール
3>消防機関が醫療機関に対して傷病者の狀況を伝える際のルール
4>搬送先醫療機関が速やかに決定しない場合において、傷病者を受け入れる醫療機関確保のため、消防機関と醫療機関との間で合意を形成するためのルール等
が、具體的に検討される。
検討會では、都道府県に義務付けられた傷病者の搬送と受け入れの実施基準策定に関するガイドラインの內容を、同法改正(5月公布、10月施行)にむけて検討して行く予定。