絶対に知っておくべき
地震対策とは？地震の種類(lèi)や原因などの基礎(chǔ)知識(shí)も知って備えよう

Part1地震の原因（地震が起きる理由）とは？

日本の面積は世界全體の0.25％と少ないにもかかわらず、マグニチュード6以上の地震回?cái)?shù)は世界全體の20.8％と高い數(shù)値が観測(cè)されています。首都直下地震や南海トラフ地震など、今後大きな被害が予想される巨大地震の可能性もあり注意が必要です。まずは地震発生の基本的な仕組みを見(jiàn)ていきましょう。

プレートがぶつかり合うことで地震に

Part2地震の種類(lèi)は？地震の縦揺れ?橫揺れとは？

地震は発生する場(chǎng)所やメカニズムの違いから、「海溝型地震」「活斷層型地震」「火山性地震」の3種類(lèi)に分けることができます。また、震源からの揺れを伝える「地震波」には、「縦波（P波）」と「橫波（S波）」があり、大きな被害をもたらすのが「橫波（S波）」による橫揺れだといわれています。

地震の3種類(lèi)

海溝型地震

対流するマントルの動(dòng)きにより、プレート同士がぶつかっていることを前述のパート1でお伝えしました。日本周辺では、陸のプレートに対して、厚くて重い海のプレートがぶつかることで下に沈み込み、海底に深い海溝がつくられている場(chǎng)所があります。水深6,000m以上の深さのものを「海溝」、それより淺いものは「トラフ」と呼ばれています。この深い溝に、海のプレートが沈み込んでいくに従って、陸のプレートも少しずつ引き込まれ、両方のプレートの間にひずみが蓄積します。

活斷層型地震

プレート同士がぶつかる海の底ではなく、陸のプレートの中で起こるのが「活斷層型地震」です（直下型地震?內(nèi)陸型地震とも呼ばれます）。地下の地層や巖盤(pán)が周?chē)欷檠氦丹欷频乇P(pán)にズレが生じたところを「斷層」といい、長(zhǎng)期にわたり活動(dòng)を繰り返し、今後も活動(dòng)が続くと予測(cè)される斷層は「活斷層」と呼ばれます。斷層に蓄積されたひずみが限界に達(dá)したときに生まれる膨大なエネルギーが、活斷層型地震を引き起こします。

居住地から震源地が近いことが多く、発生から短時(shí)間で揺れを感じます。下から突き上げられるような衝撃や、縦方向に伝わる揺れが起こり、比較的短い時(shí)間で収まることが多いようです。震源が淺いときは地震警報(bào)が間に合わないこともあります。局所的に強(qiáng)い揺れになることもあり、家屋の倒壊によって火災(zāi)が起こり、大きな被害が生まれることもあります。マグニチュード7.3で被害が大きかった阪神?淡路大震災(zāi)（1995年）も活斷層型地震でした。

火山性地震

火山の噴火、地下のマグマ、熱水の活動(dòng)などにより、火山體やその周辺で発生する地震を「火山性地震」といいます。マグニチュード5以下の比較的小さな規(guī)模の地震で、揺れも震度1以下であることが多いですが、まれに大きな地震となることがあります。火山性地震は発生のメカニズムが通常の地震とは異なり、前震や余震がなく、本震のみが単獨(dú)で発生するとされています。

火山の爆発的噴火に伴い発生するものを「爆発地震」と呼び、これは火山性地震の中では大規(guī)模で、空気の振動(dòng)が衝撃波となって空気中を伝わる「空振（くうしん）」を起こします。そのほかにも、火山の活動(dòng)に伴い「火山性微動(dòng)」と呼ばれる震動(dòng)が起こることもあります?；鹕叫缘卣黏蛴Q測(cè)し、発生原因や震源の移動(dòng)などを把握することが、噴火を予測(cè)する際の重要な手掛かりとなっています。島しょ部や海底の火山などの噴火では津波が発生する可能性があり、沿岸地域は速やかな避難行動(dòng)が必要になります。

地震の縦揺れ?橫揺れとは？

縦揺れ

自分のいるところと震源地との位置関係によりますが、地下の比較的淺いところで発生した活斷層型地震では、下からドンと突き上げられるような、強(qiáng)い縦揺れを感じることがあります。地震の規(guī)模が大きな縦揺れの場(chǎng)合は、固定していない家具は飛び上がって転倒し、建物の柱が基礎(chǔ)から引き抜かれるなど、大きな被害をもたらす可能性があります。建物の揺れを防止する免震構(gòu)造は一般的に縦揺れに弱いことが多く、人に與える心理的な不安も大きいようです。

橫揺れ

Part3地震が発生する前の対策

地震が起きる前にどんな備えをしておくと良いのでしょうか。まずは地震発生時(shí)のケガを防ぐために家具を固定したり、食料品や飲料水の備蓄をしたり、できることから少しずつ始めましょう。また、外出先の家族との安否確認(rèn)の方法や、集合する避難場(chǎng)所を決めておくと安心です。ぜひ災(zāi)害に強(qiáng)い暮らし方について考えてみましょう。

家具?家電の配置見(jiàn)直しや固定をする

地震は24時(shí)間365日いつ起こるか分かりません。自宅で就寢中に発生する可能性もあります。強(qiáng)い縦揺れで大きな被害を生んだ阪神?淡路大震災(zāi)は、早朝という時(shí)間帯もあり、亡くなられた方のほとんどが、家具などの転倒や家屋の倒壊による圧死でした。地震が起きたら室內(nèi)にある家具や家電は転倒?落下するものだと考えて、L字金具や突っ張り棒で固定したり、粘著シートで動(dòng)きにくいようにしたり、対策しておくことが大切です。

ケガを防止する

地震直後にケガをしてしまっては、避難や片付けがスムーズにできなくなってしまいます。食器棚やキャビネットなどの扉、窓に使われているガラスは割れると非常に危険ですので、できれば飛散防止フィルムなどで対策を取るのがおすすめです。お皿やグラス、陶器製のインテリア、調(diào)理用の刃物なども、大きな揺れの際には室內(nèi)を飛び回る兇器になります。置く場(chǎng)所などを考慮して、常用するもの以外はなるべくしまっておくなど、日頃から整理しておくと良いかもしれません。

すぐ外へ避難しなければならないこともあり、破損した家具や建物のかれき、ガラスの破片などが散亂したところを移動(dòng)するときに履物は欠かせません。スリッパは危険ですので、できれば外を安全に歩けるスニーカーなどを?qū)嬍窑擞靡猡筏皮蓼筏绀Α５卣黏斡绊懁峭ｋ姢摔胜毪长趣猡ⅳ辘蓼工韦?、真っ暗な中でも、懐中電燈、ラジオ、すぐ使う防?zāi)グッズなどは取り出しやすい場(chǎng)所に置いておきましょう。停電時(shí)に點(diǎn)燈する保安燈などを、寢室や廊下に設(shè)置しておくと安全に避難できます。

家族や友人と安否確認(rèn)の方法を共有する

晝間の時(shí)間帯など、家族がそれぞれの職場(chǎng)や學(xué)校に出掛けているときに地震が発生することもあるかもしれません。離れた場(chǎng)所にいると安否確認(rèn)が難しくなるため、萬(wàn)が一を想定して連絡(luò)の取り方や、集合する避難場(chǎng)所を話し合って決めておきましょう。災(zāi)害発生直後は、攜帯電話やインターネットの通信回線が混雑でつながりにくくなり、通常の狀態(tài)に復(fù)舊するまでに時(shí)間がかかることも考えられます。

避難経路?避難場(chǎng)所の確認(rèn)をする

普段あまり知る機(jī)會(huì)がないかもしれませんが、萬(wàn)が一のために避難経路と避難場(chǎng)所を知っておくことはとても重要です。住んでいる地域の自治體のホームページや、國(guó)土交通省のハザードマップポータルサイトなどから、防災(zāi)マップやハザードマップを入手して、近隣の學(xué)校や公園にある避難場(chǎng)所と、現(xiàn)地に行くまでの避難経路を確認(rèn)しておきましょう。実際に歩いてみるとルートが覚えやすくなり、災(zāi)害時(shí)に慌てず移動(dòng)できるはずです。最短ルートが火災(zāi)や崩落などで使用できないこともありますので、複數(shù)のルートを想定しておくことも大切です。

自宅に防災(zāi)グッズを準(zhǔn)備しておく

用意しておきたい防災(zāi)グッズには、懐中電燈、ラジオなどすぐに使うもののほかに、ライフラインが復(fù)舊して支援物資が屆けられるまでの間に必要な食料品、飲料水、生活用品などがあります。備蓄する量は3日分以上を目安とし、家族の人數(shù)分を用意できると良いでしょう。自宅からの避難が必要になる狀況も想定して、非常用持ち出しリュックに現(xiàn)金、健康保険証利用を登録したマイナンバーカード（健康保険証は2024年12月2日以降新規(guī)発行が終了）などの貴重品や、常用薬、救急用品、洗面用品などをまとめておくと安心です。

食料品や飲料水などは、復(fù)舊に時(shí)間がかかることも想定して、可能なら1週間程度の備蓄が理想です。飲料水は1人1日3リットルが必要といわれますが、食料品と合わせるとかなりの量を保管しなければなりません。普段から食べている保存性の高い食料品を少し多めに購(gòu)入し、使った分を買(mǎi)い足していくローリングストックなら賞味期限切れを防げます。平常時(shí)と災(zāi)害時(shí)のフェーズ（狀態(tài)）に関わらず、生活の質(zhì)を維持するフェーズフリーの考え方を上手に取り入れるのもおすすめです。

最小限の防災(zāi)グッズを持ち歩く

最小限必要な防災(zāi)グッズを普段から持ち歩くようにすれば、外出先で地震が起こった際も安心です。モバイルバッテリー、マスク、ウェットティッシュ、ばんそうこう、生理用品、ビニール袋、あめ、チョコレートなどを一緒に、さり気なくポーチなどに入れておきましょう。かばんの中でもかさばらない程度の大きさ、重さも300g以內(nèi)など軽くなるようにするのがポイントです。緊急連絡(luò)や狀況確認(rèn)でスマートフォンを多用することも考えられるので、特にモバイルバッテリーの予備があることはとても重要です。

災(zāi)害に備える家づくりをする

地震に強(qiáng)い家を建てたい。そう考えるなら、建物の耐震性能だけでなく、土地選びが大切になります。國(guó)土交通省?國(guó)土地理院の「重ねるハザードマップ」などを參考に、土地の成り立ちから確認(rèn)すれば、地盤(pán)の強(qiáng)さの目安が分かります。地震の際に危険なのは揺れだけでなく、同じタイミングで発生する津波や洪水、土砂災(zāi)害も考慮に入れる必要があります?！钢丐亭毳膝订`ドマップ」なら、住所を入力すれば、さまざまな災(zāi)害のリスクを追加して調(diào)べることができ便利です。

建物については、揺れに強(qiáng)い構(gòu)造や基礎(chǔ)を持つことが必須となります。また、外観デザインについてはシンプルな形の方が地震の揺れのエネルギーを均等に受けられ、建物の負(fù)擔(dān)が少ないといわれています。防災(zāi)グッズをすぐに取り出せる?yún)Ъ{の工夫や、備蓄用の食料品もしまえる大容量パントリーを設(shè)けるなど、災(zāi)害時(shí)を考慮した間取りにする必要もあるでしょう。また、停電してしまうとエアコンを使用できないため、斷熱性能の高さも大切なポイントの一つになるかもしれません。

つまり、耐震性や斷熱性が高く、災(zāi)害でインフラが停止しても自宅で生活できるよう、十分な備蓄品と電気の確保ができる家が望ましいでしょう。

大和ハウスでは、阪神?淡路大震災(zāi)クラスの衝撃を基にテストした構(gòu)造や、類(lèi)焼の被害を防ぐ構(gòu)造、地震による電気火災(zāi)を未然に防ぐなどの非常時(shí)対策を?qū)毪筏皮い蓼埂￥丹椁?、太?yáng)光発電とエネファームで使う電気を蓄電池にためる「全天候型3電池連攜システム」で、停電時(shí)も電気の自給自足を可能にしています。

災(zāi)害についての知識(shí)や対応力を高めるために、新聞、テレビ、ラジオやインターネットなどから、防災(zāi)に関する情報(bào)を意識(shí)的に収集したり、自治體や企業(yè)主催の無(wú)料の講演會(huì)やウェビナーに參加したりするのも良いかもしれません。「災(zāi)害に備える家」が特長(zhǎng)の大和ハウスでは、WEBサイトで防災(zāi)に関するコラムや、住まい方の工夫について情報(bào)を発信しています。參考になる具體的な內(nèi)容が満載ですので、ぜひご覧ください。

• 防災(zāi)士が選ぶ 「本當(dāng)に必要な防災(zāi)グッズ」 はこれ！収納の仕方や災(zāi)害に備える家もご紹介
• 災(zāi)害に強(qiáng)い家とは？確認(rèn)すべき家を建てる際のチェックポイント。

Part4地震が発生したときの対応

大きな揺れに襲われた直後は気が動(dòng)転しそうですが、屋內(nèi)でも屋外でも最優(yōu)先で行いたいのが身の安全を確保する行動(dòng)。周?chē)欷螤顩rが落ち著いてきたら、火災(zāi)を防いだり、家族やご近所の方の安否を確認(rèn)したり、できることから始めましょう。建物の倒壊や津波などの危険性がある場(chǎng)合は、迅速に非難しましょう。

揺れが収まったとき

津波の危険性があるとき

• ※參考首相官邸ホームページ「津波では、どのような災(zāi)害が起こるのか」
• ※參考環(huán)境省「災(zāi)害時(shí)におけるペットの救護(hù)対策ガイドライン」

Part5今日から地震対策を始めよう

地震の発生回?cái)?shù)が多い日本で安心して暮らすには、萬(wàn)が一への備えは欠かせません。分かってはいるものの、今すぐ起こるものでないと考えると、つい準(zhǔn)備が後回しになりがちです。今回このコラムを読んだことをきっかけにして、ぜひ家族で一緒に話し合うところから始めてみましょう。

実際に災(zāi)害を経験すれば意識(shí)が大きく変わるのは間違いありませんが、起こってからでは遅いのが災(zāi)害です。いざというときの家族同士の連絡(luò)方法や、避難方法などについて、みんなで非常時(shí)のマニュアルをつくって定期的にシミュレーションしてみることをおすすめします。

また、地域の住民同士のつながりがあると災(zāi)害時(shí)に助け合え、家族の安全確保に力を発揮します。普段から地域と接點(diǎn)を持って防災(zāi)への意識(shí)を高めておけると良いかもしれません。近いうちに家づくりや大掛かりなリフォームの予定があるなら、ぜひ災(zāi)害に強(qiáng)い家をテーマに暮らし全體を見(jiàn)直してみてはいかがでしょうか。