住みよい間取りのタネあかし 第十一考これから家づくりを
考えるあなたへ

間取りをしっかりと考えることはとても大切です。住宅の間取りを表現(xiàn)するのに、普通は3LDKとか4LDKとか言いますよね。「お宅は5LDKですか！それはずいぶん広い家なんですね！」というような言い方です。でもまずこの呼び方の習(xí)慣を捨てることからはじめる必要があります。部屋數(shù)が多くても狹い家はありますし、逆に部屋數(shù)が少なくて広い家もあります。また、実際の広さ（床面積）より工夫ひとつで広く感じられたり、あるいは逆に狹く感じてしまうこともあるのです。良い間取りをつくるためには重要な秘訣（ひけつ）があります。それは家族の居場(chǎng)所を可能な限りたくさん設(shè)けることです。例えば、4人家族だったら各自の部屋を除いて6～8カ所ぐらいつくる。なぜなら人はその時(shí)々によって気分を変えたいと思うからです。ウィズコロナの時(shí)代に、テレワークをするにも、くつろぐにも、外の景色が見(jiàn)える場(chǎng)所が良いと思う時(shí)もあれば、逆に壁に向かって集中したい時(shí)もあるでしょう。また、イージーチェアでオットマンに足を投げ出して本を読みたい時(shí)もあるのではないでしょうか。プロに設(shè)計(jì)を依頼する時(shí)は、とにかく「居場(chǎng)所を家族數(shù)の2倍ぐらいつくってください」とお願(yuàn)いしてみてください。きっと永く住みつづけられる楽しい間取りになるはずです。

家の設(shè)計(jì)は、ハウスメーカーでも設(shè)計(jì)事務(wù)所でも工務(wù)店でもできます。どこに頼むかはデザインが好きだとか、今までの実績(jī)を見(jiàn)てとか、様々だと思います。では、その中でハウスメーカーを選ぶメリットとは何でしょうか？ものすごく奇をてらったデザインで住宅雑誌に載りそうだとか、構(gòu)造的にどこよりも強(qiáng)く何が起きてもびくともしないとか、特別な得意技を持っているという點(diǎn)では、ハウスメーカーより優(yōu)れている設(shè)計(jì)事務(wù)所や工務(wù)店はあります。一方、ハウスメーカーの家は堅(jiān)固で、デザインもラインアップされていて、さらに加えて長(zhǎng)期保証もされるという點(diǎn)で大きなメリットがあります。そんな保証に合わせて、リノベーションが簡(jiǎn)単にできるとか、空間がその時(shí)のライフスタイルに合わせて変更できるとか、そういったところまでサポートするハウスメーカーも増えてきていて、今後さらに魅力が増すと思います。家づくりは、人生をカタチにしていくとても楽しい作業(yè)です。いろいろな選択肢の中から、家族にベストなものを選び、ぜひとも夢(mèng)を葉えてください。