子ども時(shí)代に、空き地に秘密基地をつくったり、公園で泥だんごを作って遊んだり、
木登りをしたりと、外で遊んだ思い出のあるパパ?ママも多いのではないでしょうか。
それに比べると、現(xiàn)在の子どもたちはあまり外で遊べなくなってしまっています。
「あそび」と聞くと、「勉強(qiáng)」や「仕事」の対極にある行為だとイメージする人も多いと思いますが、
実は子どもの成長にとって、とても大切なものだということが分かってきました。
子どもたちはあそびを通して、身體能力はもちろん、
主體性やコミュニケーション能力を身につけていきます。
今回は「あそぶことは生きること」を提唱する株式會(huì)社ボーネルンドさんにお話を伺いました。
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どんどん無くなっていく
日本のあそび場 -
北歐では當(dāng)たり前。
あそびは子どもを育む
大切なもの -
子どもの居場所が、
屋外から屋內(nèi)へ -
屋內(nèi)では體あそびが
できない?
そんなことはありません!
どんどん無くなっていく日本のあそび場
子どもを連れて公園に行っても遊具がないなど、小さなお子さんがいるパパ?ママからお困りの聲を聞くことがあります。日本では子どもの死傷事故をきっかけに、昔懐かしい地球儀型の回転遊具やシーソーなど體あそびができる遊具が次々と撤去されている現(xiàn)狀があります。
実は、日本の公園面積は昔に比べて、減ってはいません。しかし、あそび道具が少ないなど、公園が子どもたちにとって遊びにくい場所に変化していっているのです。
また、數(shù)十年前には子どもたちだけで遊んでいた空き地や路地裏は安全性が問題となり、関係者以外の立ち入りを禁止するなど、厳密に管理されるようになってしまいました。公園でも遊べない。空き地でも遊べない。今の日本の子どもたちは遊ぶための空間が極端に少ないともいえます。
2016年に0~4歳の子どもを持つ全國の母親1,030人を?qū)澫螭诵肖盲空{(diào)査(※1)では、0歳児の母親の4割以上が、「自宅以外に遊ばせる場所がない」「自宅以外のあそび場所は1箇所のみ」と回答しました。外で體を動(dòng)かして元?dú)荬诉[ばせたくても、困ったことに安心して遊ばせる場所がなくなってしまったのです。

このことが影響し、日本の子どもたちは世界の子どもたちに比べて、體を動(dòng)かして遊ぶ時(shí)間が少ないという調(diào)査結(jié)果があります(※2)。さらに、30年前の日本の幼稚園児と現(xiàn)在の小學(xué)4年生の身體能力が等しいという衝撃的な研究もあり(※3)、日本のあそび不足が深刻な狀況に陥っていることは明らかです。
- ※12016年 ボーネルンド 子どもの遊びに関する意識(shí)調(diào)査
- ※2笹川スポーツ財(cái)団「青少年のスポーツライフ?データ2013」
- ※3文部科學(xué)省「平成24年度 體力?運(yùn)動(dòng)能力調(diào)査」
※2「活動(dòng)的な身體活動(dòng)」週2回以上実施者の國際比較(11歳)
出典:笹川スポーツ財(cái)団「青少年のスポーツライフ?データ 2013」
※3 身長?基礎(chǔ)的運(yùn)動(dòng)能力の比較
- ※親の世代は昭和56年度の11歳、今の子ども達(dá)は平成24年度の11歳。
- ※全國平均値は小數(shù)點(diǎn)以下第2位で四捨五入しています。
出典:文部科學(xué)省「平成24年度 體力?運(yùn)動(dòng)能力調(diào)査」
北歐では當(dāng)たり前。あそびは子どもを育む大切なもの
それでは、教育先進(jìn)國といわれる北歐の國々ではどうでしょうか。例えばデンマークでは、公園はもちろん、スーパーマーケットや駅、空港など、いたるところにあそび道具があり、子どもたちの遊ぶ姿が見られます。子どもが安心して遊べる環(huán)境をつくることは大人の務(wù)めだという意識(shí)が、北歐では當(dāng)然のように浸透しているのです。
子どもを自立した大人へと育てることは、親だけではなく國全體の責(zé)任。さまざまな場所で見られる子どもの遊ぶ姿は、國土が狹く、資源の少ない國において、人こそが大切な資源であるという考え方を表す光景ではないでしょうか。

子どもの居場所が、屋外から屋內(nèi)へ
ボーネルンドが全國の母親1,248人を?qū)澫螭藢g施した調(diào)査(※4)から、子どもの「體あそび」について、次のような狀況が見えてきました。成長段階ごとに理由は異なりますが、遊ばせる場所や時(shí)間、仲間が不足していることが明らかになりました。このような背景から、子どもたちのあそび場は、屋外から屋內(nèi)へと変化し、それに伴って體を動(dòng)かして遊ぶ時(shí)間が減っていることが伺えます。
- ※42013年 ボーネルンド 子どもの「體あそび」に関する母親の意識(shí)調(diào)査
成長段階ごとに見た、遊び不足の理由
- 幼稚園?保育園(年中~年長)
少子化の影響で一緒に遊ぶ兄弟姉妹や友達(dá)が少ない。 - 小學(xué)校低學(xué)年(1~2年生)
子どもを狙った犯罪に対する警戒から、子どもたちだけで外で遊ばせることに不安を覚える。 - 小學(xué)校中學(xué)年(3~4年生)
子ども本人が體を動(dòng)かし遊ぶことに消極的。一緒に遊ぶ仲間が少ない。 - 小學(xué)校高學(xué)年(5~6年生)
塾や習(xí)い事などに忙しく、遊ぶ時(shí)間が少なくなる。 室內(nèi)で遊びたがる、體を動(dòng)かし遊ぶことに消極的な傾向が強(qiáng)まるなど、子ども自身の意識(shí)の変化もみられる。

屋內(nèi)では體あそびができない?そんなことはありません!
文部科學(xué)省は幼児に1日1時(shí)間程度の運(yùn)動(dòng)を推奨しています。とはいえ、毎日きっちり時(shí)間を決めて運(yùn)動(dòng)するのはなかなか難しいですよね。家庭內(nèi)で日常的に楽しみながら體を動(dòng)かし遊ぶ時(shí)間を少しずつ確保しましょう。
飛んだり跳ねたりといった激しい動(dòng)作は騒音なども気になるので、転がったりバランスをとるといった、単純ながら毎日継続できて発展性のある遊びがお?jiǎng)幛幛扦埂¥蓼俊⒎櫎浈譬`ブル拭き、植物の水やりなど簡単なお手伝いも、體をつかったごっこ遊びになります。
お家でもできる體あそび
親子や兄弟でコミュニケーションをとりながら挑戦できる體あそびをいくつかご紹介。屋內(nèi)でもできる體あそびですので、日々の生活に取り入れてみてください。
ボールで遊ぼう
ボールを両手で持って、落ちないように體に沿ってコロコロ転がしてみましょう。頭から首、肩、腕、胴體、腰、足まで全身を意識(shí)して上手に使わないと、途中でボールが落ちてしまいます。ボールをコントロールするバランス感覚が大切です。

一緒に遊ぼう
パパ?ママや兄弟と二人で背中やおなか、ほっぺたにボールを挾んで立ったり座ったりしてみましょう。ボールを軸に二人で動(dòng)いてみたり、ボールを動(dòng)かしてみたり、楽しみ方はいろいろ。二人の息を合わせて、ボールを落とさないようにバランスをとるのが難しくておもしろいですよ。

まとめ
世界的に見ても、子どもたちのあそび不足が顕著な日本。あそび環(huán)境に必要な3つの間、つまり「空間」、「時(shí)間」、「仲間」のどれもが不足しているようです。室內(nèi)でもできる遊びを日常にとり入れ、こころ?頭?からだをバランスよく育みましょう。次回は、なぜあそびは子どもにとって大切なのか、あそびが子どもの成長に與える影響についてご紹介します。