

家事のこと、家族でもう一度考えてみませんか。
掃除してもすぐに部屋が散らかってしまう。毎日することが山積みで時間が足りない。そうお悩みの方は多いようです。時間が限られる共働き?子育て中のご家族なら、なおのこと。また、新しい生活様式の中で、テレワークなどにより家で過ごす時間が長くなりつつあります。家事もおのずと増えますし、手洗いなど衛生面も気になります。そこで、誰か一人ではなく、みんなが家事に參加することで、暮らしにゆとりを持たせませんか。住まいにひと工夫するだけで、自然と家事に取り組めるようになります。さあ、まずは家族で考えることから始めましょう。
仕事に、家事に、育児にと、朝から晩までがんばっている共働きのパパとママ。
毎日の暮らしの中で、こんなお困りごとはありませんか?
多くの女性が社會で活躍している昨今。夫婦で家事を分擔する意識はありつつも、やはり家族で一番多く家事を引き受けているのは妻という狀況はあまり変わっていないようです。
ダイワハウスが実施した意識調査で、共働きの夫婦に家事負擔割合を尋ねたところ、妻の回答では「夫1割:妻9割」がトップ。一方、夫は「夫3割:妻7割」という回答がトップでした。この結果から、妻が思っているよりも「自分はやっている」と思う夫が多く、夫婦間に大きな意識の差があることがわかります。
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妻の方が家事負擔が多いという現狀に関して、妻と夫のそれぞれに意見があるようです。お互いが相手の意見に耳を傾け、歩み寄る必要がありますね。
家事といえば、掃除や洗濯、料理など。これらを「分擔」しているご家庭も多いでしょう。しかし、脫ぎっぱなしの服をクローゼットにかけたり、不要なチラシを捨てたりといった、「名もなき家事」も數多く存在しています。
夫と妻の家事負擔割合の意識の差には、「名もなき家事」に対する認識が影響しているのかもしれません。
働く妻の聲に耳を傾けると、「夫は家事の一部を“分擔”しているだけ」という憤りの聲が聞こえてきます。名前のある家事以外に存在する無數の「名もなき家事」が妻のストレスを増やしているようです。
共働き夫婦の「家事」に関する意識調査で、家の中で誰が「名もなき家事」を擔っているのかを尋ねました。すると、妻が86.5%と、圧倒的な1位となりました。昔よりも共働き夫婦が増えている一方で、家庭內の家事負擔はやはり妻にのしかかっているようです。
家事の現狀に満足しているかの調査では、家事についてよく話し合うご家庭ほど家事に対する満足度が高いという結果になりました。家族みんなが家事について意識し會話することが、心の負擔の軽減につながると考えられます。
「みんなで」が増えると、「ありがとう」が増える。
家族に足りなかったのは、家事を“家族ゴト”と考えて自然に家事を「シェア」できる環境でした。分擔するのではなく、「名もなき家事」を含めてまるごとシェアする。そうすれば、家事に対する気持ちの負擔が軽減されて、みんながハッピーになれるはず。そのために住まいがお手伝いできることは、たくさんあります。
ダイワハウスは、それぞれのご家族にぴったりの家事シェアハウスのアイデアをご提案します。
家族同士がより良い家事の方法を伝え合ったり、お互いへの感謝を言葉にしたりと、家事をシェアする中でコミュニケーションが生まれます。子どもにとっては、自分の苦手とする家事ができる人=親への尊敬の念が芽生えるかもしれません。
家事をシェアすることで、自分が家族を構成する一員であると自覚すると、子どもは責任感と自立心を持って物事に取り組めるようになります。片づけなどの家事をする中で論理的な思考力が磨かれたりといった効果も期待できます。
使ったものを元の場所にしまう。出したごみを片づけるなど、身の回りのことをできるだけ自分でできるようになるのが家事シェアの第一歩です。「家事シェアハウス」は、幼少期の子どもも含め、家族一人ひとりが行動に責任を持ち、人任せではなく自分でするようになる仕組みを作ります。
例えば「ごみ出し」という家事には「ごみを集める→ごみをまとめる→ごみ袋を取り替える→ごみを出す」というプロセスがあると、家族全員が知っておくことが重要。「家事シェアハウス」は、家族が情報を把握しやすく、無理なく家事に參加できる工夫を取り入れます。
使いたい物の場所が分かりにくかったり、動線が悪かったりすると、家事はつい面倒になってしまいがち。成長した子どもも一緒に無理なく家事に參加でき、習慣化できるように、間取りや設備の工夫で、家事がしやすい環境を整えます。
基本編+応用編で考える