この地で20年近く診療所を営み、地域の人たちからの信頼も厚いドクター。ロケーションが良く以前から気になっていた現在地が売り出されたのを機に、醫院併用住宅を建てられることになりました。診療所を移転して保険診療を始めるには、多くの煩雑な手続きが伴います。そこで、5月の連休に引っ越す計畫を立て、準備を遂行。休診することなく、細部までこだわった新しい診療所をオープンしました。
ダイワハウスへのご依頼は、當社で診療所を建てられた開業醫のご友人からの推薦でした。設計にあたり、診療所の內裝専門會社と協力し、前の診療所で使いにくかった點などをヒアリング。病院スタッフも參加し、細部まで打ち合わせを行いました。診察室や処置室は、患者さんが衣服を著脫する間、別の患者さんに対応できるように裏動線を確保。治療の前後に使う足用シャワーや収納棚もスタッフの動作に合わせ使いやすい場所に設置。棚板の高さも、包帯や薬品などしまう物に合わせて調整しました。ご自宅は、晝間お留守番の愛犬がのびのび過ごせる空間に。3階には大學病院の醫師であるご主人が楽器演奏を楽しめる防音室を設計。ご夫婦それぞれの希望が葉い、新生活を満喫されています。