犬と暮らす家がつくりたい!
この度、ダイワハウスといっしょに「犬と人が快適に暮らすための家づくり」を考えることになったライターの穴澤賢です。
僭越ながら私がアドバイザーとなり、住まいにどんな工夫があれば犬と人が快適に暮らせるのか、アイデアを出し合いながらプランを練る。それらを盛り込んだ家を?qū)g際に建てる、というのだ。
5年の歳月を経て
今回、このミッションのオファーが來(lái)たときは、感慨深いものがあった。なぜならダイワハウスとは前に犬と暮らす家を建てようとして、失意の中で斷念せざるをえなくなった経緯があるからだ。そのときは、本気で自分が暮らす家を建てる計(jì)畫(huà)だった。
そのころ、私は「富士丸」という愛(ài)犬と暮らしていた。ハスキーとコリーのミックスで、青い眼をした大きな犬だった。夏が苦手で、雪が大好きだった。何者にも代え難いほど愛(ài)おしいやつだったので、いつのころからか富士丸が元?dú)荬胜Δ沥耸羁啶筏ざ純?nèi)を離れ、どこか涼しい山で暮らしたいと思うようになった。

現(xiàn)在のわが家のリビング。寫(xiě)っている愛(ài)犬の紹介は後ほど
最初はただの夢(mèng)物語(yǔ)だったが、やがて本気で考えるようになっていった。土地の安い田舎の山なら頑張ればなんとかなるような気がしたのだ。富士丸のための家を建てる。それが目標(biāo)となった。

2008年の秋ごろだったか、計(jì)畫(huà)を?qū)g現(xiàn)するために動(dòng)き出したとき、全面的にサポートしてくれることになったのがダイワハウスだった。その過(guò)程は「山の麓で犬と暮らしたい」というタイトルでウェブ連載されることになる(現(xiàn)在は掲載終了)。サポートしてくれるといってもガチンコ企畫(huà)だったので家づくりのプランを考えるのは楽しかったが、現(xiàn)実問(wèn)題として貯金は少ないわ、アテにしていた銀行の住宅ローン審査に落ちるわで、苦難の連続だった。
それらをどうにかこうにか乗り越えて、長(zhǎng)野県の八ヶ岳界隈に手頃な土地を見(jiàn)つけ、いよいよ家づくりに著手する準(zhǔn)備が整った矢先の2009年10月1日、富士丸が逝ってしまった。7才半。何の前觸れもない突然の死だった。富士丸のための家だったため計(jì)畫(huà)は中止。すべて白紙となった。ダイワハウスをはじめ、関わってくれた皆さんには大変な迷惑をかけてしまったという思いが殘っていた。
それから約5年。いろいろあったが、今は大吉と福助という2頭の中型犬と暮らしている。そんな私に今回の話があったので、申し訳なさと嬉しさと懐かしさが入り交じった複雑な心境だった。なんでもダイワハウス社內(nèi)に當(dāng)時(shí)の連載を読んでくれている人がいて、いつかまた犬のための家づくりをいっしょに考えたいと思ってくれていたらしい。

左が大吉(オス?3才)、右が福助(オス?1才)
そして、再び始動(dòng)した家づくり
今回のプロジェクトメンバーが集まるミーティングの日。その昔、何度も通った東京?水道橋にある大和ハウス東京ビルの一室で、擔(dān)當(dāng)者の皆さんと顔合わせが行われた。當(dāng)時(shí)の擔(dān)當(dāng)者は異動(dòng)になったりしてほとんど知らない人ばかりだったが、その中にひとり、懐かしい顔があった。「山の家計(jì)畫(huà)」の責(zé)任者、金田健也さんだ。
金田さんはあのころ大阪勤務(wù)だったが、現(xiàn)在は埼玉支社の住宅事業(yè)部長(zhǎng)になっていて、今回も再び責(zé)任者として関わることになったという。おぉ、なんという巡り合わせ。

大和ハウス工業(yè) 埼玉支社住宅事業(yè)部長(zhǎng) 金田健也(寫(xiě)真右)と久しぶりの再會(huì)
あいにく私はこの夏に神奈川県鎌倉(cāng)市の海の近くに引っ越してしまったので(山で暮らしたいとか言っていたくせに海のそばで暮らしているブレっぷりがまた申し訳ない)、あのときのように自分が暮らす家を建てるわけではないが、だからこそ自分の趣味だけではなく、多くの人がどうすれば犬と快適に暮らすことができるのかを真剣に考えたいと思う。

5年ごしの思いがあるので、この企畫(huà)はいつもにも増して本気で取り組むつもりです。実際に犬と暮らしている者として、住む家には「もっとこうだったらいいのに」と思うことがたくさんある。無(wú)理難題も含めて、そのすべてをダイワハウスにぶつけてみたい。果たして、ダイワハウスはリアルな聲にどう応えてくれるのか。

きっと完成した暁には「私もいつかあんな家で犬と暮らしたい!」と思ってもらえるような家になるはず。そうなるよう頑張って知恵を絞ります。完成するまでの行程は隨時(shí)報(bào)告しておきますので、どんな家になるのか、どうぞお楽しみに。
- ※「まちなかジーヴォ」とは
全國(guó)の“まちなか”に建つ、地域密著型のオープンハウス。近隣の街並みや、現(xiàn)実的な大きさの土地にあわせて設(shè)計(jì)を行っているので、実際の住まい作りの工夫や考えが注ぎ込まれている。 - ※「いぬのきもち」とは
愛(ài)犬との毎日をもっと楽しく、ステキに過(guò)ごす為の、雑誌とふろくのセットの生活総合誌です。毎月、直接ご自宅にお屆けいたします。
作者プロフィール

穴澤賢(あなざわまさる)
1971年大阪生まれ。犬貓と酒と音楽と釣りこよなく愛(ài)するフリーランスのライター。著書(shū)に「ひとりと一匹(小學(xué)館文庫(kù))」、「またね、富士丸。(集英社文庫(kù))」、絵本「明日もいっしょにおきようねー捨て貓でかおのはなし(草思社)」、CDブック「Another Side Of Music(ワーナー?ミュージック?ジャパン)」などがある。
連載:いぬのきもちねこのきもちWEB「穴澤賢の犬のはなし」

大吉(オス?3才)
2011年8月17日生まれ。茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれたミックス。「いつでも里親募集中」というWebサイトを経て穴澤家へ。雷と花火と暴走族が苦手。海も特別好きではない。

福助(オス?1才)
2014年1月11日生まれ(推定)。千葉県の施設(shè)から保護(hù)団體を経て穴澤家へ。保護(hù)される前の経歴は不明のミックス。やんちゃで暴れん坊。大吉のことが大好きで、いつもくっついては大吉にうざがられている。
犬と暮らす家がつくりたい!
はじめに
家を建てる準(zhǔn)備
プランや仕様を決める
- vol.5 チームジーヴォからのプラン提案 ~その1
- vol.6 チームジーヴォからのプラン提案 ~その2
- vol.7 獣醫(yī)師の視點(diǎn)でプランをチェックしてもらおう
- vol.8 內(nèi)裝(インテリア)を決めよう!
建設(shè)中
完成
まとめ