2008/02/15
報道関係各位
當(dāng)社の賃貸マンション「ロイヤルパークス桃坂」が「第1回大阪サステナブル建築賞」優(yōu)秀賞を受賞しました |
大和ハウス工業(yè)株式會社(本社:大阪市、社長:村上健治)の賃貸マンション「ロイヤルパークス桃坂」は、大阪府が実施した「第1回大阪サステナブル建築賞(※1)」の優(yōu)秀賞を受賞しました。
「第1回大阪サステナブル建築賞」は、2006年度に大阪府?大阪市に屆出された192物件のうち、2007年7月末までに完成した27物件の中から、CASBEE(※2)評価が一定レベル以上の9物件について、大阪府が審査資料の提出を求め、そのうち審査資料を提出した5物件を?qū)澫螭藢彇摔肖铯欷蓼筏俊?br>
「ロイヤルパークス桃坂」は、CASBEE(※2)評価ではAランク、大阪府の重點評価(※3)では☆☆☆★の評點をいただきました。また、「都心部再整備事業(yè)の1ブロックを構(gòu)成する賃貸住宅として、街區(qū)全體との調(diào)和や周辺環(huán)境への配慮にきめ細かな工夫がなされ、『人にやさしい』を追求する設(shè)計者の意欲が強く感じられる建築物」として評価をいただき、受賞に至りました。
大和ハウスグループは今後も、地球溫暖化防止のため、省エネルギーや環(huán)境に配慮した商品開発とその普及に一層注力し、積極的に推進していきます。
なお、當(dāng)社の「ロイヤルパークス桃坂」以外にも優(yōu)秀賞に「浪商學(xué)園熊取キャンパスA號館OUHS中央棟」、特別賞には「日本通運株式會社大阪西支店北港ロジステックスセンター」が選ばれました。
※1.2007年4月より施行した「大阪府溫暖化等の防止に関する條例」に基づき、環(huán)境に配慮した建築物の普及促進および大阪府民の意識高揚を図ることを目的に、環(huán)境に配慮した建築物の建築主および設(shè)計者を表彰する顕彰制度。審査にあたっては、CASBEE評価、大阪府の重點評価に加え、具體的な環(huán)境配慮事項の內(nèi)容について、「獨創(chuàng)性?先進性」、「汎用性?普及性」、「調(diào)和性?統(tǒng)合性」、「取組姿勢?効果」の4つの視點による評価も含めて総合的に評価されます。
※2.建築物の環(huán)境性能で評価、格付けする手法。省エネや省資源?リサイクル性能などの環(huán)境負荷削減と室內(nèi)の快適性や景観への配慮などの環(huán)境品質(zhì)?性能の向上も含め、建築物の環(huán)境性能を総合的に評価するシステム。「S、A、B+、B-、C」の5段階のランク付けで表示するもの。
※3.大阪サステナブル建築賞において、省エネルギー、緑化、ヒートアイランド対策を重點的に評価するもの。
地域?用途により2~6項目を設(shè)定し、その満足度を☆または★で表示するもの。
1.審査講評
・歩行者の目線でデザインされた丸いコーナーや雁行した壁面、階段裏見上げの色彩計画、駐輪場の換気を兼ねた外壁スリット、隣接する病院からの景観に配慮した車庫の屋上緑化、透水性舗装等、様々な取り組みが街区全体として調和統合しており、日射遮蔽、視線誘導を兼ねた角度の付いた独創的なマリオン(※4)のデザインや、駐輪場の人感センサー付き照明、将来の2戸1化を考慮した乾式遮音界壁は汎用性があり、波及に期待したい。 ・マリオン(※4)の環境面での効果が定量化できていない点、給湯をヒートポンプ式ではなくヒーター式としている等、惜しまれるところもあるが「人にやさしい」という設計ポリシーを追求する設計者の取り組み姿勢は高く評価できる。 ・都市部再開発の一街区に建つ賃貸住宅として、内外とも環境と人との調和にきめ細かな工夫・努力がなされ、良好な住環境の形成に貢献しており、住宅における環境配慮のあり方の一つのモデルとなろう。
※4.中高層マンション等に用いられる外壁構造方式の一種。デザインされている外壁の縦格子。
2.ロイヤルパークス桃坂に取り入れた環境配慮事項 |
①バルコニー・マリオン 雁行させたバルコニーとマリオンを併設することで、陽射しの強い西日や隣接するタワーマンションとのお見合いを軽減しています。また、マリオンを配することにより、建物正面の外観にリズム感を与えています。
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②地域への配慮 隣接する病院への圧迫感を抑える住棟配置としています。本来、単調になりがちな共用部廊下側を市松状にカラーデザインすることにより、周辺環境に楽しさ・快適さを与えています。 | ![]() |
③緑地計画 四季折々の緑と共に居住者が安心できる憩いの場所を提供しています。 建物正面には、緑地帯と高木を設置しました。 また、隣接する病院側には、景観配慮として、緑を取り入れました。 | ![]() |
④音環境・温熱環境 外部騒音の軽減や結露対策を図るため、複層ガラスサッシを採用しました。 また、構造躯体熱橋部(※5)および外壁には内断熱を採用し、夏の陽射しや冬の冷気をカットするための工夫を施しました。 | ![]() |
⑤外断熱工法・内断熱工法 最上階およびテラス部分には外断熱工法・内断熱工法を併用。躯体の劣化・空調負荷の低減を図りました。 ※5.ヒートブリッジ。鉄による熱の橋渡しのこと。
■ロイヤルパークス桃坂 概要
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以上