2010/10/22
ニュースレター
セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」の販売を開始 |
大和ハウス工業株式會社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、2010年11月1日より、株式會社知能システム(本社:富山県南礪市、社長:大川丈男)が製造するセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」の販売を開始します。
タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにした「パロ」は、人と共存するロボットで、「かわいい」?「心地良い」など人からの主観的な評価を重視し、人との相互作用によって、人に楽しみや安らぎなどの精神的な働きかけを行うことを目的にしたロボットです。獨立行政法人 産業技術総合研究所(本部:茨城県つくば市、理事長:野間口有)が、1993年よりロボット?セラピーを提唱し、研究開発を開始。2004年9月に株式會社知能システムにライセンスを與えて、2005年3月から販売しています。
「パロ」は、日本國內だけでなく、デンマークの100ヵ所以上、オランダの約40ヵ所を始め、スウェーデン、ドイツ、イタリア、フランス、アメリカ等の高齢者施設や病院などで導入され、介護者の負擔軽減にも役立っています。
當社は、既にリース販売を行っている「ロボットスーツHAL『福祉用』」とともに、これまでに手がけてきた約2,600ヶ所(※1)の醫療?介護施設とともに、個人向けにも「パロ」を販売していくことになりました。
アニマル?セラピー効果(※2)の代用として、「パロ」の持つロボット?セラピー効果(元気付け、動機付け、ストレスの軽減、コミュニケーションの活性化)を広めていくとともに、日本のサービスロボットの普及に努め、政府が推し進めている新成長戦略のライフイノベーションによる健康大國戦略の促進にも寄與していきます。
※1.2010年3月末現在。當社では平成元年より22年間、醫療?介護施設の施工を手がけてきました。
※2.ペットとのふれあいにより、人の心の病を治療?予防し、體のリハビリテーションに役立てる方法。
●「パロ」の主な仕様
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●「パロ」開発者 柴田崇徳博士 |
![]() | 柴田崇徳 博士(工学) 1967年生まれ 独立行政法人 産業技術総合研究所 主任研究員 2006年ロボット大賞「優秀賞 サービスロボット部門」、国際青年会議所「TOYP世界大賞」、社団法人日本青年会議所「人間力大賞・内閣総理大臣奨励賞」、Good Design賞「新領域部門」、ギネス世界記録「Most Therapeutic Robot」等を受賞。 |
アザラシ型ロボット パロ |
以上