平成18年2月6日
報道関係各位
奈良県立醫科大學に、
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大和ハウス工業株式會社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、奈良県を通じ、奈良県立醫科大學 (學長:吉田 修氏)に委託して、平成18年4月より、6年間にわたり寄附講座「住居醫學」講座を開講します。 この講座では、住まいにおける“健康”を醫學的見地から検証していきます。
當社は、平成10年から戸建住宅?集合住宅全商品で「健康住宅仕様」を標準仕様とし、
住まわれるお客様の健康への配慮を、業界に先駆け推進してきました。以降、2007年問題等、
社會的視點から見た人口構成の大きな変化、少子高齢化社會への急速な進展などによるライフスタイルの変化や、
健康に対する関心の増加などをふまえ、平成17年4月には、自宅での健康チェックを可能とした
「インテリジェンストイレ」を発売。さらに、同年8月には、インテリジェンストイレを標準搭載し、
ユニバーサルデザインの考え方を基本とした當社獨自のフレンドリーデザインの展開や、
さらなる健康訴求を行った2階建戸建住宅商品「センテナリアン 健康百彩」を、
本年1月には期間限定の2階建戸建住宅商品「I-wish 健康宣言」を発売するなど、
健康を切り口とした商品を積極的に開発?提案しています。
しかし、これらは主に建築學等工學的見地からの健康配慮に留まり、もう一歩踏み込んだ検証が
必要との思いを強くしていました。
一方、「健康長壽日本一」を目指す奈良県において、その中心的役割を擔う奈良県立醫科大學では、
生活の基本である「衣?食?住」において、従來より主に研究されてきた「食」に加え「住」
への研究の必要性が議論されていたため、今般、當社が寄附講座を委託し、住まいにおける健康への対応を、
従來の建築學的見地に加え、醫學的見地からも検証する運びとなったものです。
これにより、當社の住宅における健康に関する提案を、さまざまな醫學的根拠に基づいて行い、
また商品開発にも反映させていくことを目指します。
従來の、「健康を悪化させない住宅」「健康を維持する住宅」という対策ではなく、 醫學的見地からの考察、検証を加え、住居內におけるアレルギー?微生物の分析や、 宅內環境が睡眠や循環器系?脳血管系へ及ぼす影響、「溫度?光と健康」、「振動?音響と健康」、 あるいはスポーツ醫學といった視點での研究および対応策を開発し、「健康を維持、増進する住宅」 の実現を目指します。
奈良県立醫科大學(奈良県橿原市四條町840)
平成18年度~平成23年度の6年間を予定
約6億円 約1億/年
奈良県立醫科大學にて、全國から公募した新たな専門の研究者(教授等)と當社スタッフをコアメンバーとし、 醫大學內の関係する研究者の協力も得ていきます。
以上