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Sustainable Journeyは、
2024年3月にリニューアルしました。
「エシカル」(ethical)とは、「倫理的な」という意味を持つ形容詞です。「倫理」と聞くと少々難解な印象があるかもしれませんが、こう言い換えてみたらどうでしょうか。エシカルとは、「法律で決まっているわけではないけれど、良識的に考えるとこうだよね?」と多くの人が考える「社會的な模範(fàn)」のこと。
特に最近は、環(huán)境保全や地域?社會への考慮といったニュアンスで捉えられることが多い概念です。それを?qū)g踐できる身近な行動の1つが「エシカル消費」だと言えるでしょう。
では、エシカル消費はどう定義づけできるのでしょうか。一般社団法人エシカル?yún)f(xié)會 代表理事の末吉里花さんによると「『人と社會、地球環(huán)境、地域のことを考慮して作られたモノ』を購入?消費する」ことがエシカル消費だといいます。もう一歩踏み込んで説明すると下の図のようになります。
消費者は日々の買い物を通じ、世界に影響を與えることができます。世界で起きている、さまざまな深刻な問題を「消費者として解決する」うえで、自分が與え得る影響について、しっかり考える必要があります。
人間は生きていくうえで、消費から逃れることはできません。衣食住という生活に不可欠な3要素だけでも、そこで消費する洋服や食料、エネルギーは決して少なくないのです。これらはいつ、どこで、誰がどうやって作ったのか――。それは、意識的に調(diào)べない限り、知らないまま日々が過ぎてしまいます。
実はこの「いつ、どこで、誰が、どうやって」を知ることが、社會問題解決の第一歩となるのです。
貧困や人権問題、気候変動といった問題が世界中で「喫緊の課題」となっています。これらは主として、先進國による大量生産、大量消費に端を発する問題なのです。先進國に暮らす人々の欲望を満たすために、途上國の社會的に立場の弱い生産者が搾取されたり、地球の再生能力よりもはるかに早く資源を使い、環(huán)境が破壊されたりしているのが現(xiàn)実です。
私たちが消費しているものやサービスの生産背景を知り、生産者の搾取を助長しないものを買ったり、環(huán)境負(fù)荷の低いものを買ったりするという行動を取ることは、それ自體が社會問題の解決への貢獻(xiàn)なのです。
國連が掲げる「持続可能な開発目標(biāo)」(SDGs)の12番目に、「つくる責(zé)任、つかう責(zé)任」があります。エシカル消費を?qū)g行に移すことは、少なくともこの半分を果たすことでもあると言えるでしょう。それだけでなく目標(biāo)1(貧困をなくそう)や目標(biāo)10(人や國の不平等をなくそう)、目標(biāo)13(気候変動に具體的な対策を)、目標(biāo)14(海の豊かさを守ろう)、目標(biāo)15(陸の豊かさも守ろう)といった目標(biāo)をも同時にカバーできるのが、エシカル消費なのです。
「フェアトレード」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう?!咐à邪k展途上國の小規(guī)模農(nóng)家が、コットンを育てているとします。それを買い手が適正で公正な値段で購入することで、農(nóng)家の生活改善と自立が支援されます。
フェアトレードは農(nóng)家の有機栽培移行も推奨しているので、オーガニックに切り替えることで農(nóng)薬による農(nóng)地のダメージや農(nóng)家の健康被害も防ぐことができます」(エシカル?yún)f(xié)會)。フェアトレードとはこの「仕組み」「枠組み」を指します。
フェアトレードで生産されたオーガニックコットン製品を消費者が選ぶことがエシカル消費になるのは、消費を通じてこうした枠組みを支援することになるからです。
エシカル消費は、フェアトレードに限りません。エシカル?yún)f(xié)會では、エシカル消費を「環(huán)境消費(環(huán)境に配慮された消費)」「社會消費(人?社會に配慮された消費)」「地域消費(地域に配慮された消費)」の3つに分類しています。
環(huán)境消費とは、日頃から「人間は自然環(huán)境に頼って生きている存在だ」という意識を持ち、環(huán)境を思いやって消費することです。「グリーン購入」と呼ばれる環(huán)境に配慮した製品の購入などがその代表例と言えます。
社會消費は、フェアトレードやエシカルファッションなど、途上國などにおける児童労働などの社會問題や環(huán)境問題を引き起こすことなく生産されたモノやサービスの購入が代表的です。
地域消費は、2011年の東日本大震災(zāi)以降、活発になっている「応援消費」に代表される消費の形で、「地産地消」もこのカテゴリーに入ります。それぞれの具體的な消費例は下図を參照してください。
日本のGDPのうち、個人消費は約6割を占めます(平成26年版消費者白書)。仮に、消費者が一気にエシカル消費を?qū)g行するとします。そうなったときに社會や経済に與える影響は、とても大きいものになるはずです。一人ひとりの消費者が自分たちの力の大きさを認(rèn)識し、「お金を払うことを通じて、社會問題の解決に貢獻(xiàn)しよう!」と考えて消費すれば、私たちの日常が「エシカルそのもの」になっていきます。
実際、環(huán)境保護や社會貢獻(xiàn)機運の高まりで、世界のエシカル消費市場は拡大していると言われています。
日々の生活を振り返ってみてください。電球を替えるときに、長壽命でエネルギー効率の良いLED電球を選ぶことが増えていませんか。20年前と比べると、日本の道路にはエコカーが増えたと思いませんか。地元の農(nóng)家で直接、オーガニック野菜を購入したことはありませんか。今、著ている洋服はオーガニックコットンで作られているのではありませんか――。どれも既に、「エシカルな消費行動の結(jié)果」なのです。
協(xié)力:一般社団法人エシカル?yún)f(xié)會
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