2022年8月8日
報道関係各位
株式會社フジタ
代表取締役社長 奧村洋治
~ダム取水口近傍で発電を止めることなく堆砂除去~
高揚程で水質汚濁の無い「ハイリフト無濁浚渫工法」を開発

大和ハウスグループの株式會社フジタ(本社:東京都渋谷區、社長:奧村洋治)は、株式會社河本組(本社:広島県安蕓太田町、代表取締役:河本和雄)と共同で、ダム湖の水質を汚濁させることなく、底に溜まった土砂(堆砂)を20m以上の吸い上げ高さ(揚程)で除去可能な「ハイリフト無濁浚渫工法」を開発しました。本工法は高性能な真空発生裝置と、泥土を搬送するために獨自開発した中継ポンプユニット「高濃度攪拌ポンプ」を搭載したハイブリッドシステムです。真空吸引のみでは不可能とされていた水上10m以上の揚程でも効率よく堆砂を除去でき、作業にともなう水質汚濁の発生を抑えた革新的な浚渫工法です。広島県內4か所(梶毛ダム、土師ダムほか電力系ダム)のダム湖において実証実験と重ね、有効性を確認しました。