大和ハウス工業(yè)株式會社
~2023年11月に完成してから今日まで~
工業(yè)地帯のイメージを一新した「殿町プロジェクト」の魅力と反響
當(dāng)社が川崎市と連攜して殿町地區(qū)の國際戦略拠點「キングスカイフロント」で開発した「殿町プロジェクト」。“工業(yè)地帯のイメージを一新する”という想いを掲げて創(chuàng)り上げた當(dāng)プロジェクトは、外部から多くの評価や表彰を受け、利用者から大きな反響をいただいています。今回はそんな「殿町プロジェクト」の魅力をお伝えします。
【1.施設(shè)の特長】“賑わい?交流”機(jī)能と“憩い”機(jī)能を兼ね備え、人が行き交う緑豊かな空間を創(chuàng)出

殿町地區(qū)にライフサイエンス?環(huán)境分野における世界最高水準(zhǔn)の研究開発から新産業(yè)を創(chuàng)出する國際戦略拠點「キングスカイフロント」は、羽田空港の東西?多摩川の対岸に位置する「川崎市殿町地區(qū)」の約121,000坪(※)に及ぶエリアです。
本施設(shè)は、研究者や地域住民との交流を活性化させるために、“憩い”の場や“賑わい?交流”機(jī)能を採用しました。
“憩い”の場では、敷地北西に位置する「殿町第二公園」と敷地南に位置する「下河原公園」を起點に、敷地の中心部に設(shè)けたコニュニティパークを遊歩道でつなぎ、研究者や地域住民などが交流しやすい環(huán)境を設(shè)備しました。“賑わい?交流”機(jī)能としては、研究施設(shè)だけでなく、カフェやレストランを併設(shè)したホテルの開発を行いました。
また、羽田空港の対岸に位置しており、國內(nèi)はもとより海外からの研究者によるスピーディなアクセスが可能となります。
※. 約121,000坪に及ぶ殿町地區(qū)のうち、「殿町プロジェクト」はA地區(qū)と呼ばれる約14,000坪內(nèi)で開発。

●「殿町プロジェクト」物件概要
所 在 地:神奈川県川崎市川崎區(qū)殿町3丁目地區(qū) 地區(qū)計畫 A地區(qū)
交 通:京浜急行大師線 小島新田駅より徒歩11分/首都高速神奈川6號川崎線
殿町ICより0.5Km
敷地総面積:約14,000坪(約46,300m2)(※)
【2.受賞歴】デザインや緑化への取り組みが高く評価され、完成から約1年で多數(shù)受賞
「國際戦略拠點」としての機(jī)能に加えて、「殿町プロジェクト」全體のデザイン性や、環(huán)境への取り組みとして計畫した緑地空間が評価され、さまざまな賞を受賞しました。

①「名古屋モザイクDESIGN AWARD 2021
〈非住宅部門〉」 銀賞受賞(2021年10月)
2021年、「殿町プロジェクト」完成に先立ち、竣工していた「殿町プロジェクト」內(nèi)の研究施設(shè)が集積するレンタルラボ「Research Gate Building TONOMACHI -3-」が「名古屋モザイクDESIGN AWARD 2021〈非住宅部門〉」で銀賞を受賞。レンタルラボとしての機(jī)能にふさわしい先端性、清潔感、信頼感、品格を床や壁に用いたタイルで表現(xiàn)し、研究者同士のコニュニケーションスペースも創(chuàng)出しています。家具や植栽とも調(diào)和しながら、人間味のある研究施設(shè)となっている點も評価されました。
「名古屋モザイクDESIGN AWARD 2021〈非住宅部門〉」
②2023年度「川崎市 都市景観形成協(xié)力者表彰」 受賞(2024年3月)
川崎市の都市景観形成に対して理解を寄せ、市の施策に積極的に協(xié)力した事業(yè)者を顕彰する「川崎市 都市景観形成協(xié)力者表彰」を受賞。企業(yè)の先進(jìn)性を表現(xiàn)するデザインと、これまでの工業(yè)地帯のイメージを一新し、臨空臨海部の新たな景観の創(chuàng)出に寄與している點が評価されました。
「川崎市 都市景観形成協(xié)力者表彰」
③「SEGES(社會?環(huán)境貢獻(xiàn)緑化評価システム)」にて「都市のオアシス」に認(rèn)定(2024年4月)
企業(yè)などによって創(chuàng)出された良好な緑地と日頃の活動や取り組みを評価し、企業(yè)緑化の価値を見える化する制度「SEGES(社會?環(huán)境貢獻(xiàn)緑化評価システム)」にて「都市のオアシス」に認(rèn)定。多摩川河口に近い工場跡地の再開発事業(yè)として、構(gòu)想當(dāng)初からしっかりと緑地を形成する計畫を練って再開発を進(jìn)めたこと、近隣の都市公園とのつながりを考慮し、地域住民にも開放している點が評価されました。
SEGES(シージェス:社會?環(huán)境貢獻(xiàn)緑地評価システム)に、新規(guī)2か所の企業(yè)緑地が加わりました。
④照明學(xué)會 2024年「照明施設(shè)賞」 受賞(2024年6月)
國內(nèi)各地域における照明利用の水準(zhǔn)を高め,照明技術(shù)の発展と普及に貢獻(xiàn)し得る優(yōu)秀な業(yè)績を顕彰する「照明施設(shè)賞」を受賞。町並みが一帯的になるような配燈を計畫し、色溫度を統(tǒng)一しました。照明でセンターパークとシンボルツリーが存在感を放つよう演出しています。
照明施設(shè)賞 | 一般社団法人 照明學(xué)會

⑤「第12回 みどりの社會貢獻(xiàn)賞」 受賞(2024年8月)
企業(yè)などにより良好に管理され、市民開放等による地域貢獻(xiàn)や生物多様性保全などの環(huán)境活動で顕著な功績が認(rèn)められ、全國の範(fàn)となる緑地について表彰する「みどりの社會貢獻(xiàn)賞」を受賞。敷地內(nèi)の緑地が有人管理のもと、地域住民にも開放し、イベントなどの利用に供されている點や雨水貯留施設(shè)を建物下に設(shè)け、緑地空間と相まってグリーンインフラとしての機(jī)能を高めていることなどが評価されました。
みどりの社會貢獻(xiàn)賞 | 公益財団法人都市緑化機(jī)構(gòu)
⑥2024年度「グッドデザイン賞」 受賞(2024年10月)
かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質(zhì)を評価?顕彰する「グッドデザイン賞」を受賞。 凜とした佇まいの町並みと豊かな緑化空間、住宅地域とロジスティクス地域の境界線に近く、住民による持続的な賑わい創(chuàng)出が期待できる點などが評価されました。また、川崎市臨港エリアの新しいシンボルとして、京浜工業(yè)地帯の新しい道標(biāo)となることも期待されています。
GOOD DESIGN AWARD
【3.完成後の反響】開発當(dāng)時の想いがつながる「殿町プロジェクト」の現(xiàn)在と未來
「殿町プロジェクト」という大規(guī)模プロジェクトを手掛ける際、これまでのフェンスで囲まれた工場があったA地區(qū)のイメージを明るく生まれ変わらせるため、誰もが自由に回遊できる官民境界のない一體的な緑地空間の創(chuàng)出に注力しました。

また、研究施設(shè)の設(shè)備や仕様は研究內(nèi)容によって異なるため、通常は企業(yè)や研究機(jī)関が自社で保有しています。今回は「研究施設(shè)の賃貸」ということで、當(dāng)社にとっても未知の領(lǐng)域でした。しかし、近年のライフサイエンス研究の高まりもあり、大型賃貸施設(shè)などで培ったノウハウを活かせば成功すると確信し、A地區(qū)の開発を進(jìn)めました。
人が行き交い、“賑わい”と“交流”が生まれるようこだわって開発した施設(shè)や環(huán)境について、実際に研究施設(shè)を利用する研究者からは「顔の見える研究コミュニティが実現(xiàn)していて、設(shè)計者の想いが現(xiàn)れた町です」と好評をいただいています。
そして、これまで塀やフェンスで閉ざされていた場所が緑豊かでオープンな空間となったため、近隣住民の方々からも喜びの聲が屆いています。今では近隣住民の散歩コースとなっており、放課後には子どもたちで賑わっています。休日にはセンターパークにある12m超えのシンボルツリー廻りで挙式(ガーデンウエディング)が行われるなど、開発當(dāng)初には想定していなかった魅力的な利用もされています。


コロナ禍を経て、海外からの來訪者が戻りつつある今、日本の玄関口である羽田空港のすぐ対岸にこのような研究施設(shè)があることで、世界各國からの來訪者に認(rèn)知され、このエリアがより活気に溢れ、新たな共同研究や研究成果が數(shù)多く生まれることを期待しています。