稲田 梨乃

大學(xué)時(shí)代は建築學(xué)部で意匠設(shè)計(jì)を?qū)Wぶ傍ら、體育會(huì)のラクロス部に所屬し、チームの戦術(shù)指揮や練習(xí)の取りまとめをするアタックリーダーという役職を擔(dān)當(dāng)していました。當(dāng)初は設(shè)計(jì)職志望でしたが、選考中に面接官から「設(shè)計(jì)よりも向いているかもしれないよ」と進(jìn)められたのが、施工管理です。ラクロス部で培ったチームビルディングの力を生かして、建物づくりに攜われるという、それまでは考えていなかった新たな可能性に興味を抱き、入社を決意しました。現(xiàn)在は「集合住宅事業(yè)」に所屬し、主に賃貸住宅の施工現(xiàn)場(chǎng)を擔(dān)當(dāng)しています。

集合住宅施工は、現(xiàn)場(chǎng)監(jiān)督として、お客様?職方さん達(dá)の真ん中に立ち、工事を指揮する役割です。まさにラクロス部時(shí)代のアタックリーダーのような立場(chǎng)です。大和ハウス工業(yè)の物件は、頑丈さが大きな特長(zhǎng)です。構(gòu)造が複雑で、必要な資材の種類や數(shù)が多く、検査項(xiàng)目も多岐に渡ります。當(dāng)然ながら施工に関わる全員の力を合わせなければ、工事は上手く進(jìn)みません。さまざまなハードルの中でも、お客様が絶対に妥協(xié)できないポイントは何かをしっかり把握することや、その想いを形にするために、職方さんの技術(shù)を最大限に引き出せるようなマネジメントをすることを心がけています。現(xiàn)場(chǎng)でのチームづくりは、建物づくりに欠かせません。

印象に殘っているのが、入社2年目に擔(dān)當(dāng)した現(xiàn)場(chǎng)です。當(dāng)社の協(xié)力會(huì)社で職方さんとして活躍されている方がお客様、という珍しい仕事でした。當(dāng)然、そのお客様のほうが、経験も知識(shí)も私より斷然豊富です。施工方法や品質(zhì)について、工事中にご指摘やお叱りを受けることがありました。そして、その度に工事がストップし、職方さんたちにもご迷惑をお掛けしてしまう狀況に陥ってしまったのです。経験でも技術(shù)でも劣る自分に、何ができるか…。悩んでたどり著いたのが「お客様に顔を合わせたら、必ず笑顔で挨拶する」というシンプルな答えでした。

現(xiàn)場(chǎng)の代表者として、お客様と正面から向き合うこと、人間として信頼してもらうことが、自分の役割だと考えたのです。本當(dāng)に単純なことでしたが、それから徐々に會(huì)話も増え、お客様の想いをより深く、正しく理解できるようになりました。それにより工事がスムーズに進(jìn)むようになり、職方さんたちの雰囲気も良くなりました。竣工の際、お客様から笑顔で握手をしていただけたことは、今も鮮明に覚えています。工事において、スケジュール管理や安全管理が重要なのは言うまでもありません。その上で、現(xiàn)場(chǎng)の雰囲気づくりも、建物づくりに欠かせない“技術(shù)力”の一つだと思います。建物をつくりあげる喜びを、全員で分かち合える。そんな現(xiàn)場(chǎng)をつくり続けていきたいと考えています。