インタビュー等
DXが聲高に唱えられてから時(shí)間が経っていますが、なかなか受け入れられていない、成果や実績がわかりにくい印象があります。その原因はDXが自分の思い、意識に上っていないからです。DXとは、「えっ、そんな方法があったのか!」という驚き?共感?気付き、といった“意識の変化”=“やり方を変える勇気”だと言えます。當(dāng)社においても、私は機(jī)會があるごとに、“やり方を変える勇気”を助けるテクノロジー(AI、ビッグデータ、5G等)がどんどん進(jìn)展しているし、外部の好事例を活用できるのでDX推進(jìn)に心配は無用と進(jìn)言しています。しかし、社內(nèi)でも會社や事業(yè)本部全體のDX像が見えない、という聲を聞きます。
第7次中期経営計(jì)畫では3つの経営方針を?qū)g現(xiàn)するため、8つの重點(diǎn)テーマが明示されています。そのひとつのテーマである「DX」は、すべての経営方針の橫串を通す重要な位置にあり、具體的には①顧客體験価値の向上、②サプライチェーン進(jìn)化、そして③技術(shù)基盤の強(qiáng)化、を挙げています。さらに、それぞれが因數(shù)分解されて、データ統(tǒng)合基盤の構(gòu)築、建設(shè)DXのさらなる進(jìn)化、建築工業(yè)化×DXによる業(yè)界全體の課題解決など、大きな道筋が示されています。そして現(xiàn)在、全社DXタスクフォースの場で、各事業(yè)本部を巻き込んで、現(xiàn)場に直結(jié)したDX推進(jìn)の検討が積極的に動き出しています。全體のDXの動きがわかるようになってきました。
社外取締役 吉澤 和弘
日本電信電話公社入社後、(株)NTTドコモ代表取締役社長、取締役。
現(xiàn)在は(株)NTTドコモ相談役、ソニーフィナンシャルグループ(株)社外取締役、パーソルホールディングス(株) 社外取締役。
DXの対象は広範(fàn)囲で、かつ項(xiàng)目は多岐にわたるため、すべての施策を同時(shí)に実現(xiàn)することはできません。そこに社員の皆さんの不安があるのではないでしょうか。全體が見えることと全體を同時(shí)に実現(xiàn)することを混同してはなりません。できる項(xiàng)目から著実にやっていく、優(yōu)先順位をつけて次の項(xiàng)目との連攜をしっかり考慮に入れて実行していくことが重要です。まず、現(xiàn)場に深く入り込んで共感し、現(xiàn)場に隠れたニーズや思いを引き出して、関係者とテクノロジーをつなぐことで新たな価値を創(chuàng)造することです。その活動の繰り返しがDXの推進(jìn)です。推進(jìn)の継続こそが、事業(yè)の持続的成長につながり、當(dāng)社の?生きる歓びを分かち合える世界の実現(xiàn)?という価値創(chuàng)造をもたらすのです。
DXは、意識の改革であり、當(dāng)社の未來を切り拓く最大の戦略です。DXを自分の思い、意識に上らせていきましょう。そのために、DXリテラシー教育を積極活用して、人とテクノロジーをつなぐことで新しい価値を生み出す「DX人財(cái)」を多く輩出することです。さらには、オープンマインドと共創(chuàng)によりイノベーションを起こし、當(dāng)社が業(yè)界全體のDXを牽引していけるよう、私も盡力したいと思います。